幹 事    〇 豊島 健一   藤田東洋子
                                   ○はキャップ
 
 


        俳句クラブ一月例会(第267回)

                     令和2年1月29日

1.兼題  どんど焼、初場所

2.互選句

   どんど焼叱られて尚芋入れる          可知緒

   触れ太鼓下町の辻打ちならし          綾 子

   負う(いも)の顔に映えるやどんどの()            

    注連飾り貰ふ苦労やどんど焼          あつし

    初場所や晴着姿の桟敷席            貴 司

    初場所や小よく大を飛ばしけり         勝 雄

    初場所やザンバラ頭の若い衆          東洋子

   初場所や平幕力士初優勝            谷 渓


                    

1.二月の例会は二十六日(水)です。

2.兼題は 春淡し、野焼 です。

  他に当期雑詠を加え五句をご投句ください。

                               以上



 
 
 


       俳句クラブ十二月例会(第266回)

                     令和元年12月25日

1.兼題  大根焚、埋火

2.互選句

   埋火や(かす)かにふるる肩と肩              

   埋火やほのかに残る夢の跡          綾 子

   大根焚き湯気の匂ひの風に酔ひ        谷 渓

   (かど)とりて煮込みし大根きつね色            あつし

   酒酌むやゆず味噌香る大根焚き        東洋子

   大根焚き鳴滝(なるたき)の徳しのびつつ            勝 雄

   コップ酒暖簾くぐればみそおでん       貴 司

   夕飯に持ち帰りたる大根焚          可知緒


              記

1.一月の例会は二十九日(水)です。

2.兼題は どんど焼き(左義長)、初場所 です。

  他に当期雑詠を加え五句をご投句ください。

                             以上



 
 
 


        俳句クラブ十一月例会(第265回)

                     令和元年11月27日

1.兼題  鍋一切、七五三

2.互選句

   三姉妹みな母親似七五三             健 一

   具もつゆも酒も選り取り夕餉鍋          谷 渓

   山茶花梅雨白より()て散りてなほ          勝 雄

   鍋焼の汁足して待つ子の長湯           綾 子

   千歳飴双手で吊るし宮帰り            あつし

   青い目で借着してるらし七五三          貴 司

   犬の掘る穴より柿の泥だらけ           可知緒

   おでん鍋屋台の客の満足気            東洋子


                記

1.十二月の例会は二十四日(火)です。

2.兼題は 大根(だいこ)焚き(だき)(うずみ)() です。

  他に当期雑詠を加え五句をご投句ください。

                                       以上



 
 
 


        俳句クラブ十月例会(第264回)

                     令和元年10月23日

1.兼題  秋惜しむ、曼珠沙華

2.互選句

   今日も又無為なり暮れて秋惜しむ         綾 子

   風見鶏今日はどの向き秋惜しむ          貴 司

   畦道に炎点々曼珠沙華              谷 渓

   古文書の墨のかすれに秋惜しむ          健 一

   食欲よどうにもならぬ秋惜しむ          東洋子

   彼岸花ここぞとばかり鬩ぎ(せめ)合ふ            あつし

   修道院のステンドグラス秋惜しむ         可知緒

   曼珠沙華吾に兄のみ姉妹なく           勝 雄


                     

1.十一月の例会は二十七日(水)です。

2.兼題は 鍋一切、七五三です。

  他に当期雑詠を加え五句をご投句ください。

                             以上



 
 
 


        俳句クラブ九月例会(第263回)

                       令和元年9月24日

1.兼題  月一切、朝顔

2.互選句

   暮れ泥(なず)む空にぽっかり後(のち)の月     勝 雄

   路地暮れて佃小橋に月上がる           健 一

   通夜帰り月光の影つれながら           谷 渓

   倒伏の稲刈る空に鳥の声             可知緒

   朝顔や校庭華やか子等の顔            東洋子

   遙かなる海の月光影踏みて            あつし


                     

1.十月の例会は二十二日(火)です。

2.兼題は 秋惜しむ、曼珠沙華(彼岸花)です。

  他に当期雑詠を加え五句をご投句ください。

                             以上



 
 
 


       俳句クラブ七月例会(第262回)

                       令和元年7月23日

1.兼題  土用一切、冷麦

2.互選句

   風の音も夏の土用となりにけり          勝 雄

   冷麦や猫と昼餉の留守居番            貴 司

   海の子ら追い掛け返す土用波           谷 渓

   老いし客冷麦の箸とゞまらず           綾 子

   土用うなぎ白磁皿より香り立つ          可知緒

   竹串に腹を刺されし土用の月           東洋子

   蓮弁に千の世界や蝉しぐれ            健 一

   冷麦や薬味は母の秘伝とす            あつし


              記

1.九月の例会は二十四日(火)です。

2.兼題は 月一切、朝顔です。

  他に当期雑詠を加え五句をご投句ください。

                             以上



 
 
 


        俳句クラブ六月例会(第261回)

                      令和元年6月25日

1.兼題  祭、紫陽花

2.互選句

   祭笛法被鉢巻茶髪の子              谷 渓

   あじさいを褒めつゝ人の入りきたる        健 一

   紫陽花の一画闇を忘れけり            綾 子

   進学路児童見守る七変化             貴 司

   祭り笛踊る人の輪十重二十重(とへはたへ)             勝 雄

   線路脇雷雨に耐える濃紫陽花           東洋子

   やっちゃ場もビル街となり神田祭         あつし


               記

1.七月の例会は二十三日(火)です。

2.兼題は 土用一切、冷麦です。

  他に当期雑詠を加え五句をご投句ください。

                         以上




 
 
 


        俳句クラブ五月例会(第260回)

                     令和元年5月28日


1.兼題  初鰹、母の日

2.互選句

   母の日や姉妹朝から隠し事            谷 渓

   ぐい吞みのほどよき厚さ初鰹           健 一

   母の日や吾妻(あづま)もやがて八十(やそ)()なる            勝 雄

   初鰹また夢となる土佐の旅            あつし

   尾を跳ねて竿先おどる初がつを          貴 司

   初鰹庭の野菜をサラダとす            可知緒

   母の日や旅に出掛けし手をそえて         東洋子


               記

1.六月の例会は二十五日(火)です。

2.兼題は 祭、紫陽花、です。

  他に当期雑詠を加え五句をご投句ください。

                                       以上



 
 
 


         俳句クラブ四月例会(第259回)

                      平成31年4月23日

1.兼題  竹の秋、燕

2.互選句

   手を入れぬ角の旧家の竹の秋           谷 渓

   子燕の口口(くちくちくち)や花のごと             勝 雄

   若筍を根元に黒く竹の秋             あつし

   豆腐屋の角を曲がれば初つばめ          健 一

   川ぶちをつばめ飛び交ふうすぐもり        貴 司

   終活の心の準備竹の秋              東洋子

   花の山訪ねて病忘れをり             可知緒


                      

1.五月の例会は二十八日(火)です。

2.兼題は 母の日、初鰹、です。

  他に当期雑詠を加え五句をご投句ください。

                                          以上

 


 
 
 


        俳句クラブ三月例会(第258回)

                      平成31年3月26日

1.兼題  雛一切、花冷

2.互選句

   花冷や大寺(おおでら)広き写経の間             健 一

   段飾り古き商家に雛並ぶ           貴 司

   雛の(くち)あせしに紅をそっとさし          綾 子

   花冷や酒酌み交わす友ありき         東洋子

   雛あられ幼子の()に余りけり           勝 雄

   花冷や開花待ち兼ね靖国へ          あつし

   一枝をどさりと活けて(ひひな)の間          谷 渓

   睡眠薬一錠増やす花の冷え          可知緒


               記

1.四月の例会は二十三日(火)です。

2.兼題は 竹の秋、燕、です。

  他に当期雑詠を加え五句をご投句ください。

                              以上



 
 
 


       俳句クラブ二月例会(第257回)

                     平成31年2月26日

1.兼題  下萌、早春

2.互選句

   白き月早春の空淡淡と              綾 子

   早春や鳴門の渦もきらめきて           あつし

   春浅しゆるり登らむ八十路坂           谷 渓

   ハイヒール足元軽く下萌ゆる           東洋子

   老夫婦作る和菓子舗春浅し            健 一

    目つむりて閑けき春の中にをり          勝 雄

   山の水汲みてコーヒー春浅し           可知緒


                        

1.三月の例会は二十六日(火)です。

2.兼題は 雛一切、花冷、です。

  他に当期雑詠を加え五句をご投句ください。

                                         以上


 
 



       俳句クラブ一月例会(第256回)

                     平成31年1月22日


1.兼題  大根、初詣

2.互選句

   石一つ載せて大根(だいこ)の漬け終へし           勝 雄

   鰤大根箸のすすみて独り酒           谷 渓

   大根煮る母の一言(ひとこと)面とりつ             あつし

   山の端にしのび寄る影初日の出         貴 司

   すぐくもる眼鏡はずして根深汁         健 一

    鉢植の初雪そつと掬ひけり           可知緒

   気力いる石段登る初詣             東洋子


              記

1.二月の例会は二十六日(火)です。

2.兼題は 早春、下萌え、です。

  他に当期雑詠を加え五句をご投句ください。

                              以上



 
 
 
 
 
   
 

行  事
         兼  題
R2年 1月29日(水)   どんど焼、初場所 
R1年12月25日(水)   大根焚、埋火 
R1年11月27日(水)   鍋一切、七五三 
R1年10月23日(水)   秋惜しむ、曼殊沙華 
R1年 9月24日(火)   月一切、朝顔 
R1年 7月23日(火)   土用一切、冷麦 
R1年 6月25日(火)   祭、紫陽花 
R1年 5月28日(火)   初鰹、母の日 
31年 4月23日(火)   竹の秋、燕 
31年 3月26日(火)   雛一切、花冷 
31年 2月26日(火)   下萌、早春 
31年 1月22日(火)   大根、初詣 
30年12月25日(火)   忘年会、おでん 
30年11月27日(火)   冬初め、小春 
30年10月23日(火)   晩秋、石榴(ざくろ) 
30年 9月25日(火)   良夜、墓参 
30年 7月23日(月)   泥鰌鍋、花火 
30年 6月26日(火)   蛙一切、冷麦 
30年 5月22日(火)   若葉一切、夏来る 
30年 4月24日(火)  雲雀、ぶらんこ 
30年 3月27日(火)  、風車 
30年 2月27日(火)  初午、蕗の薹 
30年 1月23日(火)  去年今年、寒牡丹(冬牡丹) 
29年12月26日(火)  年の暮れ、時雨 
29年11月28日(火)  初冬、鍋一切 
29年10月24日(火)  雁渡る、秋の七草 
29年 9月26日(火)  天の川、桜秋 
29年 7月25日(火)  浴衣、緑陰 
29年 6月27日(火)  更衣、冷奴 
29年 5月23日(火)  夏場所、薄暑 
29年 4月25日(火)  茶摘み、晩春 
29年 3月28日(火)  桜、彼岸 
29年 2月28日(火)  余寒、猫柳 
29年 1月24日(火)  山眠る、初一切 
28年12月27日(火)  冬の鳥一切、埋火 
28年11月22日(火)  冬の月一切、帰り花 
28年10月25日(火)  木犀一切、秋惜しむ 
28年 9月27日(火)  月一切、鈴虫・松虫 
28年 7月26日(火)  盛夏、向日葵 
28年 6月28日(火)  滝、花菖蒲 
28年 5月24日(火)  夏燕、風薫る 
28年 4月26日(火) 野遊び、雪柳
28年 3月22日(火) 霞、椿
28年 2月23日(火) ものの芽、寒明
28年 1月26日(火) 水仙、初明かり
27年12月22日(火) 寒椿、日向ぼこ
27年11月20日(金) 鍋一切、落葉
27年10月27日(火) 紅葉、秋高し(天高し)
27年 9月14日(月) 蜻蛉一切、良夜
27年 7月28日(火) 睡蓮、炎天
27年 6月23日(火) 緑蔭、心太
27年 6月 2日(火) 青嵐 鰹 
27年 4月28日(火) 辛夷(こぶし) 風光る
27年 3月24日(火)  水温む 菜の花 
27年 2月24日(火) 春淡し 梅一切
27年 2月 3日(火)  寒一切、初詣 
26年12月16日(火)  枯木一切、年の市
26年11月27日(火)  短日、紅葉一切
26年10月28日(火) 萩、蕎麦 
26年 9月16日(火) 花野 秋の夜 
26年 7月22日(火) 日盛り 百合一切
26年 6月24日(火) 青嵐 紫陽花
26年 5月27日(火)  筍 麦の秋
26年 4月22日(火) 陽炎 蝶(一切) 
26年 3月25日(火) 啓蟄 木蓮
26年 2月25日(火) 冴返る 独活 
26年 1月28日(火)  湯豆腐 寒(一切) 
25年12月17日(火) 柚子湯 山眠る
25年11月25日(火) 侘助 冬の星(一切)
25年10月22日(火)  夜長 木の実(一切)
25年 9月24日(火) 野分 芒(尾花など一切)
25年 7月23日(火)  短夜 冷奴
25年 6月25日(火)  茂り 夏燕
25年 5月28日(火) 祭り 新茶
25年 4月23日(火)  春眠 山吹
25年 3月26日(火) 下萌 雲雀
25年 2月26日(火) 野焼 蕗の薹 
25年 1月22日(火) 福寿草 雪女郎
25年12月25日(火) 冬の星 おでん
24年11月27日(火) 落葉 酉の市
24年10月23日(火) 衣被 そぞろ寒
24年 9月25日(火) 新涼 鰯雲
24年 7月24日(火) 夜の空 片蔭
24年 6月26日(火) 菖蒲(一切) 蝸牛
24年 5月22日(火) 五月 牡丹
24年 4月24日(火) 囀り 若草
24年 3月27日(火) 竹の秋 木の芽(一切)
24年 2月28日(火) 沈丁花 余寒
24年 1月24日(火) 去年今年 注連飾
23年12月27日(火) 木枯 鍋(一切)
23年11月22日(火) 冬に入る 時雨(一切)
23年10月25日(火) 山粧ふ 柿(一切)
23年 9月27日(火) 秋刀魚 秋の七草
23年 7月26日(火) 百日紅 祭(一切)
23年 6月28日(火) 鮎 暑(一切)
23年 5月24日(火) 鯉幟 若葉風
23年 4月26日(火) 土筆 花(一切)
23年 3月22日(火) 春燈 木の芽(一切)
23年 2月22日(火) 猫柳 猫の恋
23年 1月25日(火) 若水 寒(一切)
22年12月28日(火) 冬の雲 十二月
22年11月30日(火) 山茶花 小春(一切)
22年10月26日(火) 冬近し 菊(一切)
22年 9月28日(火) 新米 初嵐
22年 7月27日(火) 夏野菜 浴衣 
22年 6月22日(火) 泥鰌鍋 梅雨(一切)
22年 5月25日(火) 衣更 若葉(一切)
22年 4月27日(火) 春愁 蛙の目借時
22年 3月23日(火) 犬ふぐり 山笑ふ
22年 2月23日(火) 寒明 薄氷
22年 1月26日(火) 初笑 虎落笛
俳句クラブ