何これは、と思われた方も多いでしょう。
べつに、いわゆるこのカップリング推奨とかではありません。 7巻が英語で出たときって、日本でOotPが公開されるのとほぼ同時だったじゃないですか。で、ちょっと前に映画観たとこだったんですよね。 映画のルーナ、原作ほど変人ぽくなくて、ハリーを孤立させるのが例のあの人の作戦だなんて言ってみたりするあたり、ちょっとルーナっぽくないと思うとこもあったんですが、概ねいい感じだと思いました。あのぽや〜んとした雰囲気が。 変人というより癒し系なあのものの言い方で、ハリーに、なくしたものは戻ってくると言ったのが(そんなこと言ってよかったのか?と思いましたが)印象的だったんです。 フレッドは戻ってはこないけど、なんかジョージにそう言ってあげてほしかったんです。 というのが一つの理由。 もう一つ、JKRが7巻発売後にチャットで言ったという言葉に反感を覚えたのが理由。 ジョージはフレッドを失った悲しみから立ち直れないって。私もそう思います。双子ファンなら大概そう思うだろう。 それで結婚して息子の名前にっていうのが、なんか相容れないんですよ。 ジョージが一生悲しみながら1人で生きていけばいいなんて言ってるわけじゃありません。ただ、どっちみち存在しない人間にこんなこと言うのは変なんだけど、たかが物語を読んだ赤の他人の私が、何日間も何もやる気が起きないほど強いショックを受けたんです。 ましてやほぼ20年間いつも一緒にいて、あんなにも固い絆で結ばれていたジョージが、一体どれほどの時が経てば誰かを愛して、家族を守って生きていこうなんて意欲がわくのだろうというのが、想像つかないんです。 立ち直るというのが何を指すか分からないけど、多分一生ジョージは、いつもどこか別の場所を見ながら、この世には存在しない人のことを誰よりも大切に思いながら生きていくんだろう。 そういう人に寄り添って、共に生きていくっていうのは女性としてすごく覚悟がいるというか、寂しいと思ってしまったりしないのかな。 でもルーナなら、ごく自然に、そんな人間のことも受け入れて、それを不自然なこととも思わず、負担にも感じず、しいて慰めようとか立ち直らせようとか気負いもなく、ほわんとそこにいてくれるような気がしたんです。 というわけで、映画のルーナが相手ならJKRの発言も受け入れてもいいかなっていう(何様!?)それだけの話です。失礼しました。 追記 アンジェリーナは却下です。詳しく書きたくもないので省略しますが、どういうパターンを考えても私としては好きな話ではないので。JKRの安易な意図なんか知ったこっちゃありません。 |