ネットの片隅で愛を叫ぶ

私は双子のうちでもジョージのほうがより好きです。
その点を以前某公共掲示板で書いたことがあり、
もう一度まとめ直す気力もないので、コピペして一部修正した上でここに再掲いたします。

「ネットの片隅で愛を叫ぶ」
実はその古本屋で、ワールドポッタリアン協会たらいうところが発行した、
いわゆる秘密本というのかな。
そんなのもあったのだけど、
ちょっと立ち読みして買うのをやめました。
ウィーズリー家がケルト人の子孫では、
というくだりだけ面白く読みました。
(中略)

それと、人物紹介で双子が別々に出ていたのはいいんですが、
フレッドがアンジェリーナをダンスパーティーに誘ったときのセリフを挙げ、
これによってさらにファンを増やしたと書いてあった。
フレッドのほうがおいしいセリフが多いとも。
そうなんだけどね。
そして5巻のピーブズへのセリフによって、
また一層ファンを増やしたことでしょう。
でも私はあえてジョージが好きなの。
2巻からずっと。
見知らぬ1年ぼうずにすぎなかったハリーに声をかけ、
トランクを運ぶのを手伝ってあげたり、
(手伝うのはフレッドも手伝ってますけど。ジョージに呼ばれて)
教科書代等が高くつくと、パパ・ママを心配してあげたり。
1年生の女の子を気遣って優しく声をかけてあげたり
(自分らで気絶させておいて、というのはこの際横に置いて…)。
そんなジョージと無邪気な笑顔のオリバーくんが
完璧私の中でかぶってしまってダブルでノックアウトです。

それにジョージのほうが少々理論派で誠実と思われます。
4巻で面白いと思ったのが、
15章でハーミイがしもべ妖精について演説を始めたとき、
フレッドは知らんふりしてベーコンを食べるのに夢中になったけれど、
ジョージはちゃんとハーミイと向き合って筋道だてて話し合おうとしてるのね。
帰りの列車の中でマルフォイたちをやっつけた後は、
呪いの効果を観察して分析してる。
そしてその後、ハリー、ロンと共に3人を片づけてます。
フレッド、手伝おうよ(笑)。
いや、フレッドが誠実でないとは言わないが、
やることが過激すぎて、
一歩間違うとほんとにただの迷惑な人になってしまうと思うのだけど、
その辺いつも「2人」でいることで、
バランスが取れてるのかな。
運転手フレッド、ナビゲータージョージというのは
まさに絶妙の役割分担なのでしょう。

てなわけで、世間がどうあれ私はジョージを愛していると言いたかっただけで、
長々と失礼しました。

「おいしくはないが味がある」
たしか4巻でのあの信じられないような賭けもフレッドが言い出してるのよね。
その代わり暴言も多し、だけど(苦笑)。
だけど、ジョージのセリフってウィットが利いてるのが多いっていうか、
どうも私的にツボみたいなんですよ。
変わったことを言ってるわけじゃないのに、
何か妙に言い回しが笑える、みたいな。
この辺は松岡さんの訳の力が大きいんだろうけれど、
5巻での例の「お隣さんかい?」発言とか
2巻の「ちゃんと乾いてたためしがない」とかね。
ほかにもたくさんあるんだけど
2巻はわりと好きなセリフが多くて、
「へたすると、この家からもう一人首席が出てしまうぞ。俺はそんな恥には耐えられないぜ」
っていうのも最初読んだとき笑ってしまった。
か、価値観が違う〜、この人たち!って。
1巻の最初のほうでもすでにそんな感じで、
ジニーが駅で泣き出したとき、
フレッドはジニーをとても可愛がっているようなので
「ふくろう便をドッサリ送ってあげるよ」
って普通に言ってるんですが、
ジョージはその前のモリーの失言(?)を受けて
「ホグワーツのトイレの便座を送ってやるよ」
って言うのね。 この辺の切り返しのうまさというか、センスが好きなんだなあ。

上記のような発言により、
「あなたのジョージに対する愛はモリーより深いわ」
という評をいただきました。
私は以後これをキャッチフレーズとすることにいたしました。