「炎のゴブレット」映画&DVD

映画「炎のゴブレット」ですが、今回ほど映画館の大スクリーンの魅力を感じたことはありませんでした。
映画全体については書きたいことが山ほどありますが、ここでは双子の話題に限って思いつくまま書いていきます。
当初は双子がほとんど出ないのではないかという不安がありました。「アズカバン」ではハリーに忍びの地図を渡すという重要な役目がありましたが、「ゴブレット」ではハリーとの重要な絡みがありません。クィディッチの試合もないし、その他大勢の中に姿が見える程度かも、と思ってました。
ほどなくしてワールドカップに向かう場面の画像がネットに流れ、出ることは出るんだと(笑)安心したものでした。
蓋を開けてみたらあのとおり! うわ〜っ、なんでこんなにいっぱい双子出てるの!? と嬉しいサプライズ。ちょこちょことだけど出番は多いし、とても双子らしいし、可愛いしかっこいいし(笑)もう最高!
あえて不満を言うなら、2人が賭け金を集めてる場面はありましたが、W.W.W.につながるエピソードはなかったですね。賭けも、バグマンとの賭けのとこがすごくかっこいいのになかったし。バグマン自体いなかったしね(笑)
屋敷しもべ妖精の話がばっさりカットだったので(この先どうつなげるんだ?)私の大好きな、ジョージがハーマイオニーを説得する場面もありませんでした。
原作の中で、もちろん最初から2人の違いというのは出ているわけですが、誰の目にもはっきり見えた象徴的場面がバグマン脅迫を巡る2人の意見の違いですが、それもなかったですね。その代わりに(?)入ったかのような(監督の思いつきのようですが)ゴブレットに名前を入れた後の2人のケンカはどうしても納得できないです。フレッドとジョージはケンカすることはあっても、何か失敗したときにそれを相手のせいにするということだけはないと思います。
でももちろん、その前の老け薬を飲むシーンは、あの演出には惜しみない拍手を送りたいと思います(笑)。
さて、映画館で観たとき(2回観に行ったんですが)どうしてもどっちがジョージでどっちがフレッドか、あれ? と思ったとこがあったんです。DVDで何度か見直してみたんですが。
第1のドラゴンの課題のときです。最初、向かって左がフレッドで右がジョージじゃありません? 双眼鏡を持って面白そうに見てるのがフレッド、賭け金の入った箱を持って心配そうに見てるのがジョージだと思ったんですけど、違いますかね?(あんまり自信はない)。でもって2人の立ち位置、途中で入れ替わったりまた戻ったりしてると思うんですが、どうでしょう。
最後、ダンブルドアがセドリックの死を正式に発表したとき、前を向いているフレッドとうつむいているジョージが印象的ですね。
でももしかしたら一番好きなシーンは、第3の課題の後、ハリーとセドリックが戻って、ハリーが偽ムーディに連れていかれるところ。その背後に、セドリックの周りに集まって立っている生徒たち、その生徒たちに背を向け、どこかへ行こうとしている双子の姿が見えます。5巻での双子の行動を暗示するようでもありました。
多少の不満はありつつも、全体的にはマイク・ニューウェル監督が双子に愛情を持っていてくれたと感じることができました。
次はいよいよ「不死鳥の騎士団」です。双子ファンなら誰でも心待ちにしていることでしょう。また、私の大好きなジョージの名セリフが削られちゃうかなという心配はあるけれど、全体として、4作目以上に双子への愛情を感じさせてほしいです。ニューウェル監督が撮ってくれていたら、などと思わせないようにしていただきたいと双子ファンは身勝手に願っております。

DVDですが、「アズカバン」ではインタビューを堪能できましたが、今回は、いてくれただけでもいいか……。っていう程度ですかね。ルパートくんをからかうジェームズくんがフレッドそのもので笑えたけど(笑)。映画が期待以上だったのでしょうがないです。「不死鳥」に期待です。




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