ビクター HR-VXG1


シャンパンゴールドの筐体が高級感を醸し出しているのか,いやらしいのか。


 1997年12月,約6年ぶりに購入したS-VHSビデオデッキです。その6年前のデッキとは,デジタル3ラインのエキスパートDCF2搭載の三菱HV-BS35であり,以前から家に3次元Y/C分離回路搭載機が1台もないことに不満を覚えていました。それがきっかけで購入したのがコレです。ただ,3次元だけが目的なら,HR-VX8や,三菱HV-V930で良かったのですが,当時から97年秋モデルの三菱機には例の悪い噂が飛び交っていましたし,FEヘッドは私にとって必須だし,どうせならゴーストリダクションチューナーでUHFの画質を改善したい...などと思いがふくらみ,結局コレになりました。私にしてみれば,最終的にHR-X7にならなかっただけ我慢したかな?と思っています。私,最初に買おうとした機種の倍額くらいの機種を買ってしまうことが少なくないもので...(苦笑) でも,VX8と比べるとVXG1でも実売で倍額近いですね。

 で,このVCR,最初こそ初期不良でごたごたありましたが,その後しばらくはおおむね良好でした。しかし,購入後半年したくらいから徐々にメダカノイズが増え始めました。そう,ビクター機の持病,静電ノイズです。これが発生すると,高画質がウリのビクター機も一気に各社で最低の画質に成り下がります。ビクター機の寿命はおおむね6ヶ月ですね。しかも,たとえ修理に出してもまた半年で再発するので,どうしようもないです。半年ごとに毎回修理代を取られるわけにもいかないし。最初だけなら初期不良とも取れますが,修理しても半年で再発するのは明らかに欠陥修理ですから,抜本的な対策がとれないなら,ビクターは半年ごとに無償修理すべきでしょう。(注:現在は対策ブラシが出ているらしいです。)

 うちのVXG1は,S-VHS再生機としては既に天寿を全うし,今は高画質なチューナー 兼 リワインダー 兼 録画専用機として余生を送っています。突発的にHV-V920MNなんてものも買ってしまいましたが,これは再生には向かないので,再生専用機としてもう1台S-VHSデッキが欲しいなぁと思っています。まあ,今買うとしたらNV-SB900になるんでしょうね。

 と,ここまでは'99年に書いた文章なんですが,'00年5月,予想通りNV-SB900を買いました。NV-SB900購入を機に,本機は妹にあげました。


形式HR-VXG1
方式S-VHS HiFi方式,NTSC方式
チューナーVHF/UHF/BS/CATV
ゴーストリダクション機能搭載
搭載機能3次元Y/C分離回路,3次元アダマールNR
629デジタルTBC,3倍速19μmヘッド,FEヘッド etc.
電源100V 50/60Hz
消費電力26W
外形寸法437×108×344
重量6.0kg
価格\150,000

最終更新:'00/11/24
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