上記LDに収録されているクロスカラーテスト映像(スピーカーのパンチングネットがじわじわ〜っとズームする映像)をパイオニアLD-S9で再生,コンポジット出力し,各機に入力。それをそのままS端子から出力し,松下NV-DV10000で録画。それを静止画DVキャプチャしました。キャプチャ時の画質補正はOFF。
チェック機種は以下の通り。
●三菱 HV-BS35 (エキスパートDCF2)
●パイオニア LD-S9 (ニジマナイザー)
●三菱 HV-V920MN (ニジマナイザーVer.2)
●ビクター HR-VXG1
●ソニー DHR-1000 (NEC製Y/C)
●松下 NV-DV10000
●ソニー WV-D9000(VHS部) (東芝製YCS5)
これはもう,見ての通りです。
この中で唯一,2次元処理の三菱HV-BS35(エキスパートDCF)は仕方ないとして,ビクターと松下,そして東芝(D9000)のこれは何でしょう。そのエキスパートDCFと大して変わりません。ひどいもんです。もちろん,映像によって得意・不得意はありますし,ひょっとしたら画面全体に渡って動画と判定され,本当に2次元で処理しているのかもしれませんから,これだけで2次元並とは判定できませんが...でも,動画寄り設定のDHR-1000と比べても極端に悪いですからねぇ。ビクターと松下はどこのICを使っているのか知らないんですが,この2者,この結果を見る限り,いずれも東芝製を使ってるんじゃないかという気もするんですが,違うんでしょうか。
NEC(DHR-1000)は意外と良かったです。しかも,クロスカラーがあまり出ていないだけでなく,ネットが潰れてません。
クロスカラーという点では,一番良かったのがやはりニジマナイザーですね。TVHフィルターの効果でしょうか。スピーカーの右上端にわずかに虹が見えますが,本当にわずかです。ネットが潰れてしまっているのが残念です。
というわけで,結果はニジマナイザーとNECの圧勝でした。NECは私にとっては意外でした。
もちろん,ドット妨害とか残像とか他にも判断材料はあるので,このチェックだけでは絶対的に良いとは言えませんけどね。