2005.5.7
社名



事故後、連日のように次々と暴露されている
JR西日本のどうしようもない経営実態!


事故車両に乗り合わせていたJR西日本の社員2人が
救助に加わらずに出社、携帯電話にて上司に連絡を入れたものの
上司からは現場での救助の指示はなく、そのまま出社しろとの指示が出たとの事。


更に事故当日、43人もの社員達が、親睦会と称するボーリング大会に出席、
その中の13人は、事故のニュースを知っていたにもかかわらず、
中止及び救助を進言するものはなく、
事故現場付近の会社の社員達や、駆けつけた近所住民達が、
救助隊員達と力を合わせて救助活動を必死で行っているまさにその時、
のんきにボーリングの玉を投げ、さらにその後、居酒屋での飲み会、
すし屋、焼肉屋と何軒もハシゴする社員までいたという。
しかもその場所は、事故現場まで約20分で着ける駅ビルらしい。


遺族の方への対応も、反省の色がない
あまりにも突然の悲報に、悲しみ、憤り、今後どうしたらいいかを
落ち着いて考える余裕もない遺族の方々、
そんな遺族の方達の痛み、悲しみを、少しでも癒そうと
遺族間の交流を持とうとし、JR西日本側に、被害者名簿を見せてほしいとの
要望を出した遺族の方に対し、JR西日本側の返事はNO、
個人情報の保護のタメなどという理由をつけてはいるが、
その個人の命を107人も奪っといてよく言えたもんだ。

そしてその後、名簿を見せてもらえないなら書面を配布して下さいと、
交流を持つために書面にした文書の配布を求めた遺族に対して、
文章の訂正をしないと配布できないとの返事、
その訂正箇所は、JR西日本側の冷たい対応と書いた部分、
遺族の方は、本意ではないが仕方なく訂正、だが更にその後、
配布は中止するとのJR西日本側の突然の返答、
遺族の方は憤りながらも、何もしてくれないなら自分で配るしかないと、
現場で自分達で配布しているのが今の現状。
社長は会見で
「信用を取り戻すタメにできる限りの努力をしていく」とコメントしていたが、
この現状のどこが「信用を取り戻す努力」なのだろうか?
個人的にはどう見ても、保身にしか見えない。


JR西日本という社名、正式名称は
J人命よりR利益追求の西日本であろう



2005.5.1
続・脱線



前回書いたJR福知山線脱線事故の続報です。
まず、最初の報告では8メートルとし、その後改ざんされていた事が発覚して
40メートルとされたオーバーランですが、実際には60メートルあったという疑惑も浮上!


オーバーランの距離、さらに改ざんか


JR側は、40メートルというのは正確な数字とか言ってますが
実際に電車が止まるのを見てる乗客の証言のほうが信用できる
JR側にしてみれば、オーバーランはできるだけ短い距離のほうが
良いわけだから、改ざんを認めるデメリットがあるけど、
乗客にしてみれば、オーバーランが長かろうが短かろうが
事故の結果はもう変わらないわけで、ありのままを証言
する事にメリットもデメリットもない。なぜJR側は認めない?


次に、運転士高見隆二郎を含め、死者の数は107人となった
大半の死因は「圧死」だという。


JR西、人為ミス疑い強まる


次々と増える連日の死者のニュースに
心を痛めている人は多いだろう
しかし、危険が予測できるにもかかわらず、
このカーブで速度超過をしている運転士は多く、
会社側もその事実を黙認していたという。

被害者の遺族の方の中には
「JRが殺した」という声を上げる方もいるが、
運営の現状が明らかになってくると
まさにその通りとしか言えない状況であり、
遺族の方々の無念が伝わってきます。

しかし、なぜこんなに無謀な行動に出てしまうのか、
社員は「日勤教育」を恐れる心理を指摘する


処分や再教育の恐怖 運転士を襲う


弁護士会から人権侵害の改善勧告を出されたり、
果ては自殺者まで出てるのに、
「マイナスに働いているとすれば、よくない。
今までやってきたことが本当によかったのかを把握していきたい」
なんて悠長に語ってる村上恒美安全推進部長、
現場の実態が全然わかってませんねこの人、
普通は遅くても改善勧告を出された時点で気づいて、
改善策を検討実施するでしょう、それなのに今になってやっと
「マイナスに働いているとすれば、よくない」ですか?

100人を超える死者が出てるのによくこんな対応できるな?
遺族の方が「JRに殺された」「謝罪も事務的で逃げの態度」
って憤る気持ちも当然だよ、こんな対応じゃ。

ミスした社員に「日勤教育」する前に、
まずはあなた達に「日勤教育」すべき。


電車が突っ込んだマンションの住人達の被害も相当なもの


「命返して」 思い込め、託す花束


報道で「倒壊の危険性はない」との調査結果が出ましたが、
あのマンションにはもう住めないと思うのは当然でしょう
3歳の娘に「家に戻りたい?」と尋ねたら、
「血がいっぱいの人はまだいるの?」と逆に聞き返されショックを受けた母親、
その子を連れて、マンションに戻れるわけがありません。


それなのに、反省の色がないJR


過酷な労務管理の実態語る 運転士の同僚


オーバーランは、それによって遅れた時間を
取り戻すタメにスピードを出しすぎる要因には確かになるが、
直接脱線の原因になるわけではない。
新聞に載るからオーバーランを出すな、ではなく
根本的な社内改革が必要なのに、なぜこんな事が言える?
この幹部はクビになるべきだし、JRがそこまで腐ってる会社
だとは夢にも思っていなかった。


今回の事故は、明らかにJRの体質、構造そのものが引き起こした事故であり
運転士一人の責任にして逃げるような対応では許されない、
今までの体質を作ってきた人達の退陣はもちろんの事、
被害者及び遺族への謝罪と保障、徹底した原因究明と、
今後の対策を明確に社会に対して発表する義務がJRにはある。



2005.4.27
脱線



テレビでも連日報道されているのでみなさんご存知だと思いますが、
兵庫県尼崎市のJR福知山線塚口−尼崎間で、快速電車が脱線し、
線路脇のマンションに衝突するという大事故が起こりました。


尼崎脱線事故:死者91人に 取り残された乗客の救助難航


27日午前8時45分現在で、死者は91人にも上るそうで、
日本史上最大の鉄道事故といっても過言ではない程悲惨な状態になっています。
あまりにも突然に、誰も予想もしてなかった大事故が起きたために、
遠方の方などは、いまだに半信半疑の方もいるかもしれませんが、これはまぎれもない事実。

それに、頻繁に利用している地元の方によると、
「運転が危険なので、いつか脱線するのでは?」
という不安もあったといいます。


更に、事前の伊丹駅でオーバーランがあり、
当初それは8メートルと言われていましたが、
実際には40メートルもあった事が判明!


尼崎脱線事故、伊丹駅でのオーバーランは40メートル


運転士高見隆二郎と車掌松下正俊2人の打ち合わせで口裏を合わせたそうですが、
なぜそんな嘘をついたのか?
元運転士によると、10メートル以上のオーバーランを起こすと
名前が大きく貼り出され、厳しい注意を受けるなどの処分があるそうです、が、
40メートルのオーバーランを8メートルと嘘をついた為、
その差を埋めようとスピードを出し過ぎ、それによって事故を
起こしたのだとしたら、到底許される事ではありません!


もちろんこれは推測であり、事故原因が解明されるには
まだまだ調査に時間がかかるそうですが、
粉砕痕があったからって、信憑性のない「置き石説」を
高々と掲げるのはやめてほしいもの。
前の電車が通過してから、線路内に侵入者がいないのに
誰がどうやって置き石をするんだ?
もし前の電車の通過前にあったのなら、前の電車が
脱線してるだろうし、相当大きくて頑丈な物を置かないと
脱線するほどの障害にはならないと鉄道評論家もコメントしてた。


しかも、70キロ制限のカーブなのに
実際には100キロ以上のスピードが出ていた事も判明!


尼崎脱線事故:速度30キロ超過に悪条件重なり…


事故現場の、制限速度70キロのR300のカーブを何キロで走ると脱線の危険があるのか、
鉄道総合技術研究所に解析してもらった結果は「時速133キロ以上」だったそうだが、
実際に脱線してるのにそんな言い訳通用すると思ってるのか?
現実は計算ではない。
通過駅の塚口駅にさしかかったころ、運転指令がオーバーランについて確認するため、
高見運転士を2度、無線で呼び出した際にも応答はなかったそうで、
運転資格についても問題があるんじゃないかとの指摘も。


尼崎脱線事故:乗客が異変を感じる中、事故車内では何が


責任として社長や幹部の退陣もやむをえないとしてるそうだが、
実際問題として、いくら呼びかけをしようと現場に無視されたら
なすすべがないのが今の電車の現状。

運転資格のない者に運転させていた「監督不行き届き」
という事なんだろうが、明らかに日常的に問題を起こし、
それにより会社に不利益を与えたなどの事実がないと、
それなりの処分ができないのも現実。
しかし、お客獲得のための過密ダイヤの中で、遅れが許されないような
運営状況にし、社員達を余裕のない状況に置いて
働かせていた事も原因の1つであった事は明白!
会社側の責任は重い。


今は、犠牲になった方々のご冥福を心からお祈りします。



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