台東区池之端

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設計者コンドルは明治政府の招聘により
イギリスから来日して工部大学校造家学科
(現東京大学工学部建築学科)の初代教授になりました。

鹿鳴館や帝室博物館(現東京国立博物館)など公共施設を
設計した外、ニコライ堂、三菱一号館、岩崎家深川邸
岩崎家茅町邸や旧古河庭園などが代表作です。
門下には、東京駅の設計で知られる辰野金吾
赤坂離宮を設計した片山東熊など
近代日本を代表する建築家がいます。

洋館南側は列柱の並ぶベランダの特徴的な装飾は
1階列柱はトスカナ式、2階列柱はイオニア式ということです。
米ペンシルヴァニアのカントリーハウスの
イメージも採り入れられています。

ベランダの床にはイスラム風の草花文による
多色象嵌タイルが敷かれています。

撞球室(ビリヤード場)は、洋館から少し離れて建つ別棟です。
当時の日本では珍しくスイスの山小屋風の造りとなっています。
校倉造り風の木造で、柱や大屋根などはゴシック風のデザインです。
洋館から地下道でつながっているというのが驚きです。



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