日光東照宮美術館は日光東照宮旧社務所・朝陽閣として昭和3年11月に完成し、当時木造建造物としてわが国第一とされました。内部の杉戸絵・障壁画ならびに額、軸物等は150点以上に及びます。
完成当時白木のままであった杉戸・襖などに横山大観をはじめ中村岳稜、堅山南風、荒井寛方らが一代傑作を揮毫し、その後小堀鞆音、福田浩湖、武井晃陵、高木古泉、小杉放庵、松本姿水、真道秋皓、清水比庵などが来宮して会心作を描きました。
二荒山神社は関東総鎮守下野国一之宮として関東第一の霊峰男体山(二荒山)を始め八峰の二荒山の狼として崇めて奉拝氏し神護景雲年間に社殿を造営し、奉祀して以来1200年余の由緒をもつ延喜式名神退社です。
男体山頂標高2,484mに奥の宮、中禅寺湖畔に中宮詞、そしてこの山内の神域に本社が鎮座しています。
日光杉並木街道は世界一長い並木道としてギネスブックに載っています。東照宮、二荒山神社、輪王寺を結ぶ道々にも杉が植えられ荘厳な雰囲気を醸し出しています。日光の気候・風土が杉の生育に適しているようです。
輪王寺は日光山中にある寺院群の総称でもあり、国宝、重要文化財など多数の文化財を所有しています、徳川家光をまつった大猷院霊廟や本堂である三仏堂などの古建築も多く界遺産に登録されています。