中禅寺は、中禅寺湖畔歌ケ浜にあり、奈良時代西暦784年に、日光開山勝道上人により創建されました。御本尊は男体山頂を極めその宿願を達した上人が湖上に示現し給う千手観音を立木のまま手彫したもの(重要文化財)で立木観音と称されています。歌ケ浜は中禅寺湖と男体山の景観が最もすぐれ伝説に天女歌舞を奏したところといわれています。坂東18番の札所です。

中禅寺湖は囲約25キロ、最大水深163mの、日光を代表する湖です。水面の海抜高度1269mは、日本一の高さだそうです。

中禅寺湖周辺は欧米各国の外交官たちが避暑に訪れるようになり、湖畔に別荘を建てたことでリゾート地として育てていきました。湖畔にはフランスやベルギーなど4か国の大使館別荘があります。中禅寺湖周辺はハイクラスな人が集まる華やかなリゾート地として、その地位を確立していきました。

奥日光湯ノ湖
三岳が噴火したときに流れ出た三岳溶岩流によって、湯川がせき止められ形成されました。標高1478mにできたせき止め湖で、周囲が3kmあり、約1時間で一周できます。