大倉集古館はホテルオークラ創始者大倉喜七郎の父大倉喜八郎が大正6年に創設した我が国最初の私立美術館です。翁は明治維新以来産業の振興に尽くし我が国文化の向上に努めました。

関東大震災により当初の建物と収蔵品を失いましたが幸い倉庫は無事だったそうで復興しました。第2時世界大戦の時は幸い空襲の難を逃れその後建物の復元と近代化の為に大改修工事が行われました。

収蔵品は国宝3点重要文化財12点をはじめ重要美術品が多く東洋各地域の絵画・彫刻・書跡・工芸など広範囲にわたります。

近隣の大使館やホテルオークラに滞在の多くの外国人にも東洋美術の粋にふれる好機を与えています。

私が訪れたこの日は「曼荼羅の世界」と題してチベット仏教美術を展示していました。学問的には全く無知ですが感銘深い企画でした。外国の方の入場も多く、また大学(院)生らいしい若い女子学生さんも多く見かけました。