中川に架かる高砂橋から少し北へ行って
JR新金線貨物専用線の踏切の近く
中川の土手のたもとにある小さな神社です。
創建の年代は不詳ですが
榛名神社の分神天水分神です。
この池は「怪無池(けなしいけ)」といいます。
とても神秘的な名前の池ですが
安全のための鉄パイプの柵が無粋です。
こんな所にこんな大きな池がという感じですが、
時々跳ねる魚を目当てにのんびりと
釣り糸を垂れる人が意外にたくさんいます。
伝説によれば怪無池に神の使いの白蛇がいて
干ばつの時にこれを祀って池の水を田畑に注ぎ
祈願したところ大雨が降る奇跡が起ったと言われています。
以来霊験あらたかな神として多くの信者を集めたそうです。
大きな怪無池に比べるととても小さな社が
池の奥にあります。
それでも大人が見上げるほどの高さにある社は
どこか近寄りがたく神秘的です。
隣にある大きな銀杏の木は保存樹林に指定されています。
しばらくの間衰えてわずかにその名残を
留めるのみになっていたのを昭和27年に復興して
現在の社殿となりました。
この日はウシガエルの特徴的な鳴き声が
木陰の草むらから聞こえてきました。