「稲荷」とつきますが神社ではなく寺院です。

豊川稲荷

豊川稲荷は稲穂を荷い白狐に跨った端麗な姿の豊川ダ枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)という霊験あらたかな仏法守護の善神のことで、700年程昔に順徳天皇第三皇太子である寒巖禅師により感得され、嘉吉元年に愛知県豊川市の霊場豊川閣妙厳寺に奉祀されたそうです。

豊川稲荷

東京都港区元赤坂にある豊川稲荷東京別院は唯一の直轄別院です。江戸時代の名奉行大岡越前守忠相が生涯の守護神として自邸に祀っていたものを明治20年に移転させて創建されました。

豊川稲荷

それ程広くはない境内に本殿、文化会館、稲荷会館などのほか大岡廟、弁財天、身代わり地蔵、霊狐塚、七福神などがあります。三神殿の奥には七福神がすぐ隣同士に並んでいてとても楽な七福神めぐりができます。融通稲荷に信心すると速やかに開運招福・金銀財宝の融通が叶えられると言われ御参りすると黄色い封筒に入った10円の融通金をいただくことができます。この融通金は1年後に礼金として奉納する慣わしになっているそうです。

豊川稲荷

願いの叶ったお礼として奉納されているのぼりは千本のぼりと呼ばれています。この日は森光子、東山紀之などタレントの名前も見かけました。芸能、スポーツ関係者からの信仰を集めていることでも有名になっています。

豊川稲荷と青山通りをはさんで斜め向側には羊羹で有名な和菓子の老舗「虎屋」があります。発祥は500年程前京都で始まるとのことでたいへんな老舗です。店内の重厚で落ち着いた雰囲気とお菓子に付けられた高雅な名称に老舗の格を感じさせられます。