神奈川県鎌倉市二階堂710

鎌倉幕府の重臣であった二階堂道蘊を開基とし、夢窓疎石を開山として、嘉暦2年(1327年)に創建されました。

山号は錦屏山、臨済宗円覚寺派に属し、本尊は釈迦如来です。

当初は瑞泉院と号し、南北朝時代に入いって、足利尊氏の四男初代鎌倉公方足利基氏が夢窓疎石に帰依したため、鎌倉公方の菩提寺となり、寺号を瑞泉寺と改めました。

鎌倉五山に次ぐ関東十刹の第一位の格式を誇り、疎石派の拠点として関東禅林に重きをなしました。

境内には総門、山門、仏殿、書院、客殿、地蔵堂、開山堂などが点在しています。