第10回「2001年氷上の旅」

今回は、1月6,7,8日に行った氷上旅行のこと。

11時7分の南草津発の電車に乗車。まあ電車の中ではやることもないし、のんびりしたもの。大阪駅で宝塚線に乗り換え。待ち時間30分で快速が到着。ここからまた1時間ぐらいかかるのだが、宝塚を過ぎたあたりから風景が単調になり、寝てしまう。起きたらもう1時半。で篠山口。ここで運転手兼ガイドの福垣が到着。本当は柏原駅まで電車で行く予定であったが、本数の関係などで断念した経緯があるのだ。

車に乗って篠山から氷上に移動。途中、ジャパンが2軒あったのが異様に気になったが、そういう土地柄なんやろ。車は30分弱で氷上に到着。さあ、ここからはガイドに沿った氷上観光。

まずは「水分れ資料館」。なんか、ようわからん。入館料も取られるようやし、入館せず。いきなり先行き不安の旅である。このままいったら「Daisuki」よりも「ぶらり途中下車」よりも寒くなってしまうではないか。次に期待。

次は「氷上町立美術館」。『誰々展』というのをやっていた(名忘れた)が、どうでもいいの一言で却下。まだ、観光らしい観光をひとつもしていない。

続いては「銅古の滝」。氷上町民は遠足で一度は必ず訪れる観光スポットである。滝を見るなんざ、年寄りと白糸の滝に行って以来。これは期待できるかと思いきや、やはり思っていたものよりショボい。ここも期待外れであった。

次は「関西池田記念墓地公園」。個人持ち主としては関西で最大級の墓地公園らしい。ポイントは池田。名前は大作らしい。おお、池田大作。こんな片田舎まで池田大作の力が及んでいるとは、創価学会も恐ろしい。墓の数が10万基。そりゃあ最大級やな。

しかも、墓が寺にあるようなの縦長のじゃなくて、左のような『ゼルダの伝説』に出てきそうな横長の、西洋風の墓やった。
あ、『魔界村』でもアリかな。とにかく、こういった墓が延々奥まで10万基。宗教の力を改めて知った今日この頃。

あと、国宝が置いてあるなんとか寺などもあったが、結局行かず。1時間半で観光は終わり。要するに、見る見どころなど、最初からあまりなかったということやね。墓だけや、感動したのは。

あとは、遊びの時間。3時半に中途半端な昼飯を食べて、「ヒカミスカイボウル」へ。まずは『HYPER BATTING GAME』。ピッチャーの動きに合わせてボールが出てくるヤツ。遅い球は牛島、速い球は水野やった。なぜこの二人なのかは今もって謎であるが、それより謎なのは、『HYPER BATTING GAME』の看板にキャッチャーの絵が描いてあったこと。もはや、ナイトスクープのパラダイス状態である。速いのは当たるかどうかわからんので迷わず牛島へ。いざバッターボックスに入ると何故かボックスが斜め。多分、ピッチャーとの間隔を充分にとれなかったのであろう。野球を辞めて7,8年になるが、やはりブランクは大きく、全然ジャストミートがなく終了。正月料金で1ゲーム500円やったが、それは覚悟の上。まあええやろ。いざ、ボウリング!しかし、機械が驚くぐらい古い。手書きから自動になった初期の頃の機械であろう。1番ピンが倒れなくてもやたらとスプリット。だからスプリットメイクがえらく簡単。バッティングセンターよりボウリングの方が客も多いだろうに、このボウリング場の金のかけ方がイマイチわからん。指の穴が小さいものばかりで我慢してやっていた割には177と145。まあ合格点かな。ゲームが終わると画面表示「スコアをプリントする場合は『PRINT』を押してから『GAME』を押してください。スコアをプリントしない場合は『GAME』を押してください」…(ちなみに、すべてカタカナで書いてあったが、見やすいように変えてあります)。おい、帰る人はどこ押したらええねん!わからんからそのままフロントに行ったらそこで終了。福垣は知っていたのか。わからん。しかもフロントの人が胡散臭すぎ!髪型が宮四郎で顔は渡辺二郎やった。隣にいたのが若林哲行そっくりの人。こんなんで喜べる自分が凄いが。さらに、置いてあったゲームの『最新機種』がバーチャファイター2。それをヤンキー風の姉ちゃんが一生懸命やっていた。ここまで来るともう涙なしでは語れない。まだまだ、日本にものどかな所が残っているもんや。安心したわ

もう、特出すべきことはないかな。2日目は福垣家の隣の家で氷上麻雀。一人の「本日限定の化け物」の翻弄され、-12で終了。福垣はもう少し負けていたが。とりあえず、どこでテンパイかはすぐに判る麻雀やった。なぜなら即リーやから。一人で字牌を絞っても無意味やったし。昔のHIROSEリーグみたいに、16000点以上は記録に残るのだが、「リーヅモホンイツチャンタイーペーコー北」が私の唯一の記録。「@@FFGGHH東東東北北」で北をツモる。しかもこれでトップじゃなかった。オーラスの一矢報いる一発でした。

3日目は朝から福垣の車で淀へ。こここそ書くことあらへん。2万ほど負け。あわよくば卒業旅行の変わりになりそうな氷上旅行。今度行くときは、夏やな。寒すぎや!


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