第52回
淡路島カントリーサイン Vol.1

 10/12(日)、雨。何かイベントをやろうとすると、雨になることが多い我々だが、今回も例に漏れず、見事に雨。雨の特異日を選んだかのようであるが、理由は単純で、さんぎょーがとてつもない雨男だ、ということだけだ。

 さて、今回我々が行ったのは、「淡路島カントリーサイン」である。ゴールデンウィークに行われた横浜カントリーサインに続く、カントリーサイン第2弾だ。前回参加のさんぎょーとスグノレは今回も当然のように参加。今回はそれに加えて、我らがD.Dも参戦となった。…メンツ悪い。実に悪い。企画段階で何か(悪いこと)が起こりそうなのがすぐにわかる。

 なぜ淡路島となったのか。その経緯は実行の前の週に遡る。カントリーサインではないにしろ、何かイベントを模索していたD.Dとさんぎょーだったが、その時、さんぎょーと我が家で見ていた「あの人は今」に兼高かおるが出ていたのだ。ただ出てるだけなら何の問題もないのだが、現在兼高かおるは淡路島で資料館を営んでいることがわかったからさあ大変。どうせなら行こうという単純な閃きによって今回の場所が決まった次第である。ま、いつも通りテキトーに決めた、という言い方でもいいだろう。いつものことだ。

 決行の前日、さんぎょーがまず我が家に。私が8月に大阪に引っ越してからというもの、さんぎょーはヒマさえあれば遊びに来る。その「ヒマ」があまりないようではあるのだが、それでもヒマを作ってはこちらに来ること自体は尊敬できる。その言動自体は尊敬できるかどうかは疑問であるし、真似はしたくないのだが。2人でいつも通り飯食って喋っていると、D.Dから連絡が。当日は大阪から3人で行き、神戸でD.Dを拾う、ということになった。というわけでスグノレを呼ぶ。一度家に来ているハズだが、当然のように我が家までの道はわからず、迎えに行くことになる。いつまでたっても裏金産業離れしない人だ。私もそうだが。

 決行当日。天気予報通り、雨である。カントリーサインは車での決行なので、最悪雨でもまあそんなに影響は無いのだが、それにしても、である。6時起床で7時にはD.Dを拾う手筈になっているので神戸に向かう。途中、雨は小雨であるが降っていた。影響が無い程度ではあるが、淡路島はどんなものか。道は日曜の朝とあって、非常にスムーズ。前回の横浜では、GWということもあり、常に渋滞との戦いであった。今回は例え行楽シーズンであるとしても、通常の日曜の淡路島である。さすがに横浜に比べれば渋滞も無いとまでは言わないにしても少ないだろう。唯一心配なのは、幹線道路の少なさだろうか。「ここに行くためには絶対にここを通らないと」という道が多いため、大挙としてそこに車が押し寄せれば渋滞になること必至、しかも回避策が無い。メンツがメンツだけに、可能性として充分にありえることであろう。

 7時半にはすでにD.Dを拾い、そこから迷いつつ名谷に辿り着き、第二神明に乗っていよいよ淡路島入りである。

 ここで、今回のルールを説明しよう。前回とは少し違うオプションがついているのでご注意を。

  1. 淡路島島内の市町(1市10町)が書かれたくじを用意
  2. それとは別に、各自3枚づつ「指令」をくじに書く(4人で計12枚)
  3. 23枚のくじから、持ち回りで1枚引く。
  4. 市町名が書かれたくじを引いたらそこに行く。指令が書かれたくじなら、引いた人がその指令を受ける。
  5. くじは市町名のくじでも指令くじでも、引いたら次の人へ。指令が出たからと言ってもう1枚引くわけではない。
  6. 市町に入った証拠として、「○○市町」という看板を写真に収める
  7. 次のくじを引き、そこに書かれた市町に行く、もしくは指令を受ける。
  8. 3〜7の繰り返しで全ての市町を回る。市町くじが全て引き終われば、指令くじが残っていても終了。
 要するに、前回に加えて「指令くじ」が入ったのである。横浜の場合と違い、11市町ではすぐに終了してしまうのでは、というさんぎょーのそれはそれはありがたい心遣いなのである。指令に関しては遂行に無理の無い範囲に収めれば何でもいい、ということになっているが、これは書いた人のセンスを激しく問われるものである。ま、それはおいおいわかるとして。

 目の前に明石海峡大橋が見えてきた。これを渡ればいよいよ淡路島である。ちなみにこの大橋(勝ではない)、ご存知淡路島が生んだ重鎮、原健三郎が尽力して架けた橋である。彼を快く思っていない同じく兵庫県民のD.Dは、その橋上で要らぬ言葉を発してしまう。議員生活50年はダテではないが、その50年の過程がとても褒められたものではない彼のことは、私もよくは思わない。しかし、橋上で窓全開にして叫ぶのはいただけない。始まる前からのD.Dの壊れぶりは、普段のD.Dからは想像がつかない。余程嫌いなのだろう。

 ちなみに、この発言に憤慨したさんぎょーが、以後「原健三郎」(「ハラケン」を含む)とNGワードにしてしまう。これが、この後、大変な事態を巻き起こすのだが、それは読み進めて感じていただきたい。

 淡路島に入った。ここからは、いよいよカントリーサインである。今回のくじを引く順番は、じゃんけんにより、スグノレ→てつおー→D.D→さんぎょーになった。賢明な読者はこれでわかると思うが、くじは23枚しかないので、指令を引く可能性はさんぎょーが一番低いことになる。どこまでも悪運が強い男だ。そんな力があるのなら、どうして雨を降らせるのだ。

 淡路島の地図はココからどうぞ。

 <第1の選択:スタート地点> 7:30、総走行距離0km

 …よう見ると朝早いなー。平日でもやっと起きようか、という時間だ。

 さて、トップバッターはスグノレ。いきなりミスターカントリーサイン(前回に襲名)が1周目に挑戦だ(山田康雄風に)。引き当てたのは南淡町。市町くじだ。つまらん。

抽選風景
1発目は市町くじ

 いざ、南淡町へ。しかし、淡路島の北端にある明石海峡大橋から、南端にある南淡町は、近いようで遠い。神戸淡路鳴門自動車道(以下、鳴門自動車道)をガーッと南に行かないといけない。ちなみにこの道路、一応国道28号線である。考えようによっては、一番遠いところを最初に潰しておくことで後の展開がラクになるかもしれないが、1発目からはちときついか。淡路島は南北に約40kmある、思ったより大きい島なのだ。

 道中、ずっと鳴門自動車道を走るが、印象としては走っている車の少ないこと。これも道路公団の無駄な産物か。確かに便利かもしれないが、どう考えても赤字路線だろう。

 スタートから約30分、西淡三原インターに到着。垂水からここまで、高速代がなんと3650円!!赤字をこんな暴利で解消させようとは、まったく道路公団(ここは本州四国連絡公団か)はタチが悪い。なんとかせえ。ここから、例によってカントリーサインを探さないといけない。先述通り、ちょっとわき道にそれると道が狭いため、見つけられないどころかカントリーサイン自体が無い可能性すらある。迷って迷って約10分、ようやく発見。1つ見つけるだけでこのザマだ、あとの10個が恐い。下の写真の下の部分に私が写っているが、これはもう既に眠気が押し寄せてきたのでコーヒーを買ったものである。

カントリーサイン

 <第2の選択:南淡町> 8:06、総走行距離40.0km

 いきなり40kmも走ってしまった。南の端なので仕方ないが、車が無くては決してできない企画であることを痛感。

 2番手は私、クールてつおー。引き当てたのは…

抽選風景
2つ目にして出た指令くじ

 写真の画素を落としているので見づらいが、引いた人が百円づつ馬券を買う(最終終了していたらなし)である。これで私は300円の出費。こういう出費は額に関わらず決していい気分ではないものだ。もうちゃっちゃと次いこ。

 <第3の選択:南淡町その2> 8:08、総走行距離40.0km

 場所を動かず、次の抽選に。引くのはD.D。北淡町。市町くじだ。とはいえ、今度はまた北に逆戻り。せめて南側の市町を引いてくれればいいものを…。

抽選風景
また市町くじ

 向かう前に1つ看板を。

まあ、こんなのも…

 さ、行こ行こ。経由はまたしても鳴門自動車道。相変わらず車は少ないが、悪いことに道中雨にたたられる。これも強力な雨男、さんぎょーのなせる業か。どうせ道中見どころは無いのだが、雨の中やるというのもなんだか気分が晴れない。なにより運転が面倒くさい。雨を降らせた!?張本人のさんぎょーは序盤だというのに、この長い道のりをすでに半就寝モード。この「序盤に体力を蓄えて終盤に発散する」というのがさんぎょーの常ではあるのだが、それを止めることができないからタチが悪い。寝てるかと思うと「寝てへんでー」の一言。明らかに寝ているのだが。このへんは学生時代と何ら変わりは無い。寝つきのいいさんぎょーだけはある。ダビスタの電源入れただけでも寝られる男なのだから。

 北淡町にICはあるのだが(北淡IC)、これではカントリーサインが探しにくいということで、もう1つ北の東浦ICまで向かう。東浦で降りて南に戻る形。大して大きくもない道路を南下する。この道は、途中の小学校までの通学路になっているらしいのだが、そこかしこの横断歩道に見慣れたキャラの看板がある。

…ねえ、版権は?

 「阪神優勝」の登録商標の話ではないが、あまりにも露骨なこの看板。当然、許可など取ってないだろうが、営利目的ではないからクレームが来ないのだろうか。ともかく放っておこう。ここで通報したところで我々に徳は無い。さ、カントリーサインを探そう。…と、小学校に近づくに連れ、今度は別キャラクターが押し寄せてくるもんだから油断がならない。

スネ夫
ジャイアン
しずか

のび太
????

 右下の写真だけ超難解クイズである。こんなキャラ、いたような気もするが名前が浮かばない。いや、いたかどうかも疑問なほど微妙なキャラだ。それより何より、一番問題だと思われるのは、この漫画のメインキャラクターがどこを探してもいないことである。脇役だけで通学路を彩るとは…。まったく侮れない。そのセンスの高さには脱帽である。

 これらの看板に気を取られてもいけないので、そろそろ本腰入れて探すとするか。小学校周りにはなかったので、結局海(播磨灘側)にまで出て発見。しかし、片側1車線の狭い道路。こっそり車を停めて(写真右下に写ってしまっているが)撮影。これでやっと2つ目。

カントリーサイン

 <第4の選択:北淡町> 8:56、総走行距離74.1km

 続いてはさんぎょー。これで一回りである。引いたのは淡路町。またも市町くじ。これで打者一巡して指令くじを引いたのは私だけ、という結果になった。引きが弱いのか、それとも序盤で出しておいて良しとするのか。それは後半のお楽しみである。淡路町は淡路島の北端に位置し、北淡町からは北側に位置する隣町である。ここぞとばかり当たりを引いたさんぎょー。この男も、序盤だけはまともである。当然、終盤には嵐のような邪魔が入るのは想像に難くない(ちなみにスグノレが最初から最後までハズレを引くのはもっと想像に難くない)。

抽選風景
1巡目はさんぎょーも市町くじ

 とりあえず、今いるところからだと北淡ICが近いので、まずはそこに。今度もまた、鳴門自動車道である。いや、全く金のかかる企画だ。北淡町の隣町と言っても、現在地からだと離れているため、高速を使わざるをえない。しかも東浦を経由しての北上になる。手間もかかるわ、金もかかるわ。大変だ。いざ、北上!というときに、D.Dがあることを口にする。なんでも、淡路島には竹輪の自動販売機があるとのこと。これがどこにでもあるわけではなく、S.A.などにしか無いらしい。どうしてこうしち面倒くさいことだけはきちんと覚えているんだろう。

 さて、目的のSA(ハイウェイオアシス淡路SA)に到着。すき屋(当時はまだ牛丼があった)などもある結構大きいSAだ。自動販売機の方に行くと…。あった。これが例の竹輪の自動販売機、「たけやん」だ。

たけやんとDD

 駐車場近くの広場みたいなところに行くと、今日はイベントか何かがあるのか、やたらと動物のオリが目立つ。サーカスでも始まるのだろうか。いや、それにしてはテントも無いし団員の姿も見当たらない。右側の写真の箱なんぞは、手品に使う大道具かと思う。もしかしたら中にMr.オクレレベルの芸人が入っているかもしれないと覗くも、当然そんなはずはなく何もなかった。

いっしょくたに入れすぎ
中にはオクレが…おらんて。

 さて、このSAも堪能したところで、このSAの近くにある淡路ICより外に…と思う我々の行く手を阻む障害物があった。それは、「検札」である。別に我々がイカサマをしているわけではない。ただのSAの出口であるのに、出方によっては検札のゲートを越えなくてはいけないのだ。なぜか?答えは簡単、このSAは上りと下り、両方への出口があるのである。北淡ICから乗り、東浦ICを越えてこのSAで折り返し、再び東浦ICで降りる。さて、値段は…?やっぱり往復分取られましたとさ。建設計画は杜撰な道路公団も、取れるところからはキッチリ取るらしい。つまらん。

 インターを降りてから、海沿いを北に。しばらくしてカントリーサインを発見。これでようやく3つ目。さあ、いざ撮影…というところで、一同あることに気づく。カントリーサインの少し先、海岸に伸びる橋が非常に混雑しているのである。結局、何の集まりかは最後までわからなかったが、海の方からの一団というだけで気味が悪い。集団自殺かと思った。

カントリーサイン
何の行列!?

 <第5の選択:淡路町> 9:54、総走行距離105.5km

 すでに総走行距離は100kmを超えている。横浜の時と比べて恐ろしくペースが早い。スケールが違うのでこれも当然だが。

 さて、ここから2巡目。エース、スグノレの腕に期待。そして、その力は如何なく発揮されるのである。出たのは、指令くじで、次の目的地まで正座というとんでもないもの。一回りして体があったまってきたか、見事なクリーンヒットだ。しかし、運転手の私が引いてたらどうなっていたのだろうか。「次の目的地」というのがミソで、これが近かったら面白くもなんとも無い。次のくじ番である私の腕次第でどうとでもなる。かなり責任重大。

抽選風景
ほとんど罰ゲーム

 <第6の選択:淡路町その2> 9:55、総走行距離105.5km

 で、私が引いたのは、またしても指令くじ。瓦アートに行くとある。一応解説すると、前日の晩に我が家で地図を見ながら指令を考えていたスグノレが、とりあえず面白い名所旧跡が無いかと探しているところ見つけたものである。しかし、何があるのかよくわからない。下調べ一切なし、地図を見ただけの出たとこ勝負である。ちなみに場所は西淡町にあり、淡路町からだと島のほぼ反対側である。さすが、偉い俺。もんどりうって倒れる引きの弱いスグノレ。すぐに見つかったとしても、短く見積もって30分はかかる場所だ。もんどりうつのも無理はない。ルール上、「次の目的地」とあるが、ここで正座は終了するということは一応全員一致で確認。果たしてどうなることやら。

抽選風景
長い旅の始まり〜

 とにかく南下、南下、南下。最初は強がっていたスグノレだが、ものの10分も経たないうちに音をあげ始める。年々太っていく自分に、足が悲鳴を挙げている様子である。他人事でよかった。余裕綽々の助手席さんぎょーは、スグノレの見ている前でこのパフォーマンス。こうやって写真で見ると本当に好対照な二人である。

勝てば天国!!
負ければ地獄…

 さて、そうこうしているうちに西淡町に入る。今回は北へ南へと忙しい旅だ。とりあえず30分はゆうに経過。そろそろ後ろの席はうるさくなる一方だ。横ではさんぎょーがいつも通り神経を逆撫でするような言動。本当に自分で引かなくてよかったとつくづく思う。地図上では、「瓦アート」と赤い字ではっきり書いてあり、そこは島の中でも幹線道路沿いとなっているため、西淡町に入ればすぐに見つかるだろう…と高を括っていた。が、しかし!である。そこは引いたのがスグノレ。そう簡単に見つからない。雨が強くて視界が悪いせいもあるのか。そもそも有名な場所なのか。見てわかるものなのか。テーマパークなのか、ただのモニュメントなのか。情報が無さすぎである。今となっては、スグノレ自身は前夜にテキトーに書いた自分を恨むしかない。地図だけを頼りに探すこと約15分。ついにスグノレがキレ始める。「何で無いんやー!!」いや、書いたんはアンタやで。

 どうにもラチが開かないので、西淡町役場に寄って聞くことに。さしものさんぎょーもさすがに可愛そうだと思ったのか、率先して役場の中に入る。私は大雨だったので動くのがイヤなため車内に残り。スグノレは勿論正座中。というか、おそらく動けないだけか。ほどなくして、さんぎょーが戻ってくる。町のいろんな情報が書いてあるパンフレットを片手に。しかし、驚くべき台詞が。

 「そんなもん無いらしいで」

 …一体、この1時間ほどは何だったんだろう。まだ我々は時間を費やしただけだからいいが、本当に可愛そうなのはスグノレである。「もうええやろ!」と吐き捨てて正座を解いた彼は、雨のせいとは思えないしっとりとした汗をかいていらっしゃいました。ご苦労さん。でも引いた奴が悪い。正座時間は正味57分間。ほんと、アホな企画やな。あと、さんぎょーが見た役場の女性(休日出勤)は、すごく可愛かったらしい。

 <第7の選択:瓦アート?> 10:51、総走行距離159.9km

 さて、全員五体満足になったところで次の目的地へ。流れからして、ここはすごーく近場を出してスグノレをギャフンと言わせてほしいものだ。順番はD.D。引いたのは指令くじ。しかし、この内容がすごい。原健三郎の名前を見つけるである。いやー、引くべき人が引いた。くじを作ったのは私だが、満足、満足。引いてしまったD.Dはあきれ顔。よほどイヤなのだろう。

ついに出た!淡路のヒーロー

   ちなみに、彼が政界を引退したのが2000年。この企画をやったのが2003年。3年のブランクがある彼の名は、選挙活動をしていないため探すのは困難だと思われる。今度も探さないと終われない…。

 まずは、情報収集。最初は銅像などが島内にあるのでは?という考えだったが、あるかどうかもわからないものをやみくもに探すのは効率が悪い、ということで、生誕の地と銅像の有無を探すため、D.Dが再び西淡町役場に。どう考えてもさっきのさんぎょーの言葉に釣られているとしか思えない。帰ってきた最初の一言が、やはりこの女性に関する情報。よっぽど可愛かったのだろう。ここまで言われると私自身も見たかったとやや後悔。さんぎょーに釣られるのも悔しいから見ないけど。

 で、その可愛い女性が言うには、原氏は北淡町の出身らしいので、そこに行けば何かあるだろうとのこと。仕方ないので、ここは高速を使わずに、地道に下の道を通り北上し、途中で見つかったらラッキー、というスタンスで行動することに。

 当然のことながら、普通に走っていて見つかるハズが無い。たまに選挙のポスターを見かけるが、自民党と書かれていても原健三郎の名前は無い。また、明石海峡大橋を渡っている最中に勝手にさんぎょーが制定したNGワードもあって、口数が少なくなる一同。一番気分が悪いのはおそらくD.Dだろうが、これは当然のように他人事。橋の上で叫んだD.Dにも非がある。

 車は西淡町から北の五色町に。見つかる気配が無いので五色町の役場にも立ち寄る。役場の職員からしたら至極迷惑な来客だ。ここでも有力な情報は得られず。町の紹介のパンフレットに少しでも書いてあれば終われるのだが、やはり引退して3年というのが響いている様子。1時間近く探して見つからなかったため、私とさんぎょーが提案を。それは、「自叙伝を買う」である。これなら島内であれば本屋に売っているであろうし、間違いなく名前は発見できる。当然、本屋で見ただけではダメで、買ってくることが前提であるが、背に腹は代えられなかったのだろう。D.Dはあっさり堕ちた。

1575円の出費

   この本を買った5分後、とある民家の壁に貼ってあった自民党の広報に原健三郎の名前を見たのは内緒である。また、結局NGワードを制定したさんぎょーは1度この言葉を言ったのはもっと内緒である。

 <第8の選択:宮脇書店> 11:50、総走行距離182.8km

 すでに180kmを超えた。本家のカントリーサインは北海道全域で行っていたことを考えると、とてつもないことである。

 さて、2巡目最後のさんぎょー。2巡目は誰一人市町くじを引いていなかったのだが、彼が引いたのは緑町 。これでさんぎょーだけ唯一指令くじを引いていないことになる。後半の指令に期待。全体では4/8と5割の確率で市町くじ。ということは、やはり5,6巡は巡って来るということである。

 ここは特に何も無し。

抽選風景
カントリーサイン

 今回はここまで。やたら長い道程、果たしてゴールはできるのか。


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