高石に無理矢理開かれた身体・・・。身体がだんだん痛みに慣れる。そして高石仕に教えられたように、高石が喜ぶように身体は反応するようになる。

キスの時は舌を絡ませ、高石の舌に応える。秘部に触れられた時は、身体を震わせ、白い液体を放出した。身体を開かれた時は高石好みの声で鳴く。そして、高石を求める。

そして行為の後、僕は情けなさと羞恥で顔を涙で濡らした。

その繰り返しの日々が続く。

ふと浮かぶ大輔の笑顔。彼は今、何をしているのだろう。そしてゲートはどうなっているのだろう。ぼんやりと考える。

もし、ここに大輔がいたら・・・。大輔が来てくれたら・・・。

どんなに見ても反応しないD−3。どんなに心の中で名前を呼んでも決して来る事はない大輔。

涙が溢れかえる。

高石はそんな僕の態度が不快らしく、冷たい視線で僕を射殺すように見た。そして苛立つように唇を押し付け、暴力的に犯した。

「どうして僕が怒っているか分かる?」

僕はかぶりを振った。

「分からないの?」

高石は、それだけ、言うと、僕の髪の毛を掴んだ。

「舐めて。」

僕は、脅えた。

「早く気持ち良くしてよ。」

高石の声は抑揚がなく、冷酷なイメージを拭い切れない声だった。

高石は、自分のを僕の唇に押し当てた。

「ふぁぁぁ・・・。」

高石の放った液体が僕の中に流れ込む。

僕はケホケホと咳き込んだ。

「ちゃんと飲まなきゃ。」

言いながらまた高石は自分のを押し当て、入れた。苦しい。高石は僕の髪の毛を掴み掻き回した。僕は、何が何だか分からなくなった。

「気持ち良くなりたい?僕のこと以外のことは考えないで欲しいな。」

「例えば、大輔君のこととかね。」

僕は慌てて首を振ると、

「嘘吐きにはお仕置きだよ。」

そう言って、あえて痛みを与えるように押し入り、僕が失神しそうなところで煽り、気を失うことすら許してくれない。

そんな拷問のような日々が続き、次第に僕の身体は疲弊し、ボロボロなっていく。

いっそのこと高石が相手にしてくれなくなるまでボロボロになってやろうかとも考えた。彼の欲求が満たされない身体になれば、流石に僕は解放されるのではないかと思ったのだ。

しかし、そんな時が何時来るのかという保証は全くない。僕は永遠に抜け出せない迷路をさ迷っていた。

さ迷えば、さ迷うほど、大輔の笑顔がこびりついて離れない。

高石は僕の思いなどお構いなしなのだろうか、好きな時に僕を抱いて、どんなに拒んでも、無駄だった。次第に、抵抗するのも、涙を流すのも馬鹿馬鹿しくなっていった。

このまま、全ての感情を忘れて高石の人形に成り果てるのいい。

それとも、高石に飽きられ、ここに捨てられても構わない。

「望むところさ。」

「クク・・・。」

自暴自棄に僕は笑った。

どうとでもなる。

好きなように僕で遊べばいいじゃないか。

現実世界?デジタルワールド?

そんなの知ったことではない。

どっちにしろ、僕はこの迷路から抜け出せないのだ。

結局、僕の罪は許される事はない。

どこへ行っても・・・。