「ただいま。」

「お帰りなさいませ。タケル様。」

賢の声を聞き、タケルは満足そうな笑みを浮かべる。タケルは、いつも、この瞬間がたまらなく好きなのだ。そして、これから賢を抱くのがいつもの手筈である。やっと、この身体に触れられるかと思うと、喜びと興奮が込み上げてくる瞬間である。

「今日はさ、君に渡す物があるんだよ。」

「何でしょう?」

「君に似合うと思ってね。作らせたんだ。」

「サイズは大丈夫だよ。僕が直に計ってるからね。」

言いながら、とある、上品そうな、箱の包みをタケルは開けていく。

「僕のためですか。恐れ入ります。」

「いいんだよ。君が着るとこ見たかったしね。」

そういって、上機嫌で、箱の中身のものを取り出した。中からでてきたものは、女性ものの、透き通った白の短めの、レース系の装飾が色っぽさを強調した施された絹製ランジェリーであった。

「あの、これって・・・。」

「ねっ、君に似合いそうでしょ。」

戸惑う、賢をよそに、嬉しそうに微笑むタケル。

「あの・・。タケル様?」

「早速着て欲しいんだけど。勿論、いいよね。」

「は、い・・・。」

賢は正直、こんなに透けたものを身につけるのは、気が進まなかったのだが、タケルの命令は絶対で着ない訳にはいかなかった。

賢は、メイド服のボタンを外しはじめた。

「僕が着せてあげるよ。」

そう言ってタケルは賢のメイド服のボタンを外し、顔がみるみる赤くなる賢の反応を楽しむように服を剥いでぎ取っていく。時折、肌に触れるタケルの手に賢は、ピクリと肌を震わせるが、タケルはそれがまた楽しくてたまらなかった。

そして、パンストだけをはいた状態の賢は誰もが今にも襲いたくなるほどの色っぽさを醸し出していた。

「可愛いよ。」

タケルは嬉しそうに言った。しかし当の本人は、恥ずかしくてたまらなくて、目のやり場に困っていた。

そして、タケルはパンストだけを残したまま、そのランジェリーを器用に賢に付けていった。

白く、短めにまとった、レースの装飾の絹と、長いパンストは賢の愛らしさを引き立てるものであった。そして、恥じらいを帯びた仕種もたまらない。

賢の白い肌は、白の絹からうっすらと、透けて見え、それが、また、賢の肌の白さを強調した。また、絹の下から透けている二つの果実がさらに男の欲望を掻き立てるものにしていった。

「よく似合ってるよ。やはり作らせてよかった。」

タケルはニッコリ笑った。

「あの、これ・・・。恥ずかしいのですけど・・・。」

「賢は僕が作らせたものが気に入らないのかな。」

タケルは少し意地悪く言った。

「あ、あの、そのようなことは・・・。」

賢は慌てたように弁解をした。その姿がタケルにとっては可愛くてたまらなく、それが見たくて、賢を苛めるような言動を行ってしまうのである。

「フフ。冗談だって。」

そう言ってやると、賢は本当に安心したように息をついた。その様子が可笑しくてタケルはクスクス笑った。

「折角だからさ、このまま、ねっ。」

「えぇええ・・。」

「当然でしょ。」

言って嬉々として、タケルは賢に口付け、いつものように、舌を挿入させる。賢はいつものメイド服ではないので少々、もどかしさを感じたが、教えられたように、舌を絡ませ、タケルを喜ばせる。しかし、いつも以上の羞恥心に顔は真っ赤になり、涙を流しながら、必死でタケルの為に舌を動かした。

「ん・・。」

「ふんんん・・。」

タケルも舌で賢の口内を掻き回し、賢を舌で追い込んでいった。

「ふぁんん・・。」

「ふうんん・・。」

賢は、感じてしまい、腰をガクガクさせ、唇を震わせていた。

音を立てて、タケルが唇を外してやると、賢は体中を震わせて、脱力したかのように、座り込んだ。

「いいよ。」

タケルは、布の下からに手を入れ、柔らかい肌を愛撫していった。

「あっ・・。やぁ・・。」

さっきのキスで賢の反応は過敏になり、すこし、指を触れただけでも、嬌声を漏らしていた。

「あはぁ・・。」

「やだぁぁん・・。」

そして、先程から、透き通った絹の下から覗かせていた、赤い果実を指でつまんでやり、もみくちゃにしてやる。

「やはぁあん・・・。」

「はぁああん・・。」

「やぁん・・。」

「可愛いよ。声。」

「はずかしぃぃん・・・。」

「恥ずかしがることないよ。賢は十分に可愛いんだから。」

「タケル様ぁぁぁん・・。」

そして、指で賢を弄び、反応を嬌声を導きながら、タケルは指を下に移動させていく。

「やぁん・・・。」

「あはぁん・・。」

指が足の付け根に到達し、パンストの中に手を入れ、太股を撫で上げてやると、賢は身体を震わせ、それに応えた。

「やはぁぁんん・・。」

「あはぁん・・。」

「やぁん・・。」

「今日は、すこしいやらしい格好しているから、ここもいやらしくなってるね。」

タケルは賢の脚の付け根の奥に指を入れ、掻き回した。

くちゅううう・・・。ちゅくぅぅ・・。

「いたぁぁぁいい・・。」

「そうだね。」

タケルに微笑む。指を巧みに動かしながら・・。

しかし、先程から辱められた興奮と、すでに感じてしまっている状態が伴い、苦痛の声は瞬く間に快楽の声に変化していく。

「あはぁああん・・。」

「やはぁああん・・。」

「はぁああん・・。」

「この格好だと、調子が良いね。」

タケルは満足そうに笑った。

賢は、熱の高鳴りに身体中を痙攣させる。

「君も興奮してるんだね。賢。僕もだよ。」

「タケルさまぁぁぁ・・。」

そして、タケルは賢の足をさらに開いた。

「僕も、そろそろやばい・・。」

そう漏らしながら、自分のを露出し、賢の中に入っていった。

「やはぁぁぁん・・。」

「はぁぁあああん・・・。」

「やぁんんん・・。」

「賢、賢・・。」

タケルは賢の名前を呼びながら、精液を賢の中に放った。

「タケルさまぁぁああん・・・。」

「あはぁああん・・。」

賢は、最後に嬌声をあげると果ててしまった。

少したつと・・。

タケルは目を覚ました。賢は、透けた絹をまとった賢が小さな寝息をたてている。

改めて、賢の姿を見ると、かなり自分の欲望を掻き立てる姿であることを認識してしまう。

「やば・・。」

そして、賢の耳元に唇を近づけ、囁いた。

「賢、もう一回やらせて。」