【private paradise】

僕は、昔僕がいた場所に憧れている。

帰りたくても帰れないから憧れるのだ。

でも、あそこは、private paradiseではない。

だって誰も、いない・・。

あそこから、天使が舞い下りてきたんだ。

その天使は本当に純真で無垢で・・。

まるで・・。

あれが、欲しい・・。

衝動的な欲望が僕を突き動かした。

騙すのは簡単だった。

僕の事を簡単に信じて、僕の言うなりになったんだ・・。

その白い肌は誰にも触れられたことがなく・・。

汚い物を知らない・・。

だから、教えた。

生きる事の汚さを、彼の身体に染み込ませた。

だって、綺麗だと、また、彼は行っちゃうもの。

だから、汚くしたんだ。

「あの、帰して下さい。」

賢は、僕に懇願するような瞳を向ける。

「君、最初、言ったよね。」

「な、にを・・。」

「ホラ、僕に抱かれちゃうと天上に入れてもらえなかったんじゃないの。」

僕はクスリと笑った。

「あ・・。」

「最初から、帰すつもりなんて、なかったんです、ね・・。」

「今頃気付いた?」

「お願いです・・。」

賢は、目を潤ませて懇願した。

「もう、どうしようもないじゃない。」

僕は平然と言い放つ。

「帰りたい・・。」

賢は少し口調を強めた。

「素直になった方がいいと思うよ。君がここで生きていくためにはね。」

言いながら、僕は、賢の太股を愛撫した。

「いや・・。」

賢はガクガクと震え始めた。

「触わらないで・・。」

「どうして?さっきまで、気持ち良さそうにしてたじゃない。」

「いやぁ・・。」

賢は、恐怖のあまり、白い羽根をばたつかせる。

「邪魔だよ。その羽根・・。」

僕は白い羽根を掴んだ。

「痛いっ・・。」

賢は痛みに顔を歪ませる。

「ほんと、綺麗な羽根だね。」

僕はクスリと笑う。

以前、僕も・・。

「でも、邪魔だ。」

僕は、急に笑いを解いて、言った。

「羽根、残しときたい?」

「お願いです・・。」

「いいよ。」

「ただし・・。」

僕はロープを持って来て、羽根をそのロープにくくりつけた。

「痛い、痛いです。」

賢は泣いた。泣きながらも、羽根を動かそうとする。

「君が、逃げようとする姿勢をとるから、痛いんだよ。いい加減、大人しくしたら。」

「お願い・・。」

賢は、一言、呟いて静かになった。

「いいかい?少しでも君が逃げようとすると、そのロープは君の背中にひどい痛みを与えるだろう。例えば、逃げようとしてさっきみたいに羽根を動かしたりとかね。僕の魔力を侮らない方身のためだよ。」

僕は賢の足を開き、太股に舌を這わせる。

「やぁはぁん・・。」

「あはぁぁん・・。」

僕の舌はだんだん中心分近づいていって、賢の声はますます、いやらしくなっていく。

「いいぃぃん・・。あはぁあん・・。」

「やだぁぁん・・。」

「良い子だ。」

僕は満足げに笑う。

天使は僕のものだ・・。

もう、天上のものではない・・。

僕だけの天国なのだ・・。

離さない・・。

僕は見つけた。

甘い、甘い果実のなるトコロ・・。

praivate paradise