■ 感想 −特別招待会に行って− |
美術館に行って、まず、子供でも大人でも純粋に楽しむことができる美術館であると感じました。 また、美術館という概念にとらわれない美術館でした。
普通、美術館というと静かに作品を鑑賞するところで、子供達にとっては、 「触っちゃいけない」「さわいじゃいけない」「走っちゃいけない」ところです。 子供達にとって、良いものがあると触りたい、面白いものがあると走って行きたいと思うのは自然なことです。 正統的な美術作品を展示する美術館においては、子供達のこうした本能を制御しないと、財産としての美術作品を守る意味でも 美術館が成り立ちません。よって、美術館においては、作品を理性で見る(脳で見る)ことが必要であることが多いです。
ジブリ美術館では、元々の作品の資質の違いを生かして、子供達の本能に訴えかける展示を可能としています。 また、展示作品も含めて、建築空間全てが展示物となっていて、子供でも大人でも、また、 ジブリファンでない人でも楽しめる美術館であると思いました。