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           王様の耳はロバの耳
            人間だもの。暗い気持ちだってある。
  でもそれを、明日へのエネルギーに変えて今日も私は生きていくのサ。 
        ( あなたの王耳も、教えて!掲示板で公募中 )

                      
                                 1番下から 読んでね。























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婦人科に入院していた時のローズの見た実話

どの病院にもあるかと思いますが、テーブル&椅子が10テーブル程ある、
ミィーティングルームの様な所がありました。
陽当たりも良く、患者さん同志仲良く食事をしたり、時にはバンダナチーム、時には妊婦さんで賑わう、
婦人科ならではの悲喜こもごもを、静かに見守っているそんな場所です。

妊婦(産みたてママ)さんは、出産や、会陰切開等の痛みでドーナツクッションを持ち歩きます。
座る時少しでも痛みが緩和されるようにとの事ですが、16年前、私の産院でもあったかしら?・・と思います。

その日も面会時間がやってきて、いつものように賑やかでした。
片手にドーナツクッションを持って、多くの妊婦さんが歩き周ります。

かわいい3〜5才くらいの坊やが、ママに甘えて、ぐずりだしました。
「僕も行きたぁ〜い!ボクもいきたぁ〜いよ〜!(T_T)」

「どこに・・?どこに行きたいの?」客人らしきママ「静かに!」・・とばかり聞き返すと
「ボクも、プールいきたぁ〜い!」


きっと、ボクちゃんの目には、ドーナツクッションが浮き輪に見えたのですね。(*^_^*)






                                                                 

井の中の蛙(ネットも)の私ローズも、最近は少しずつお知り合いを増やした日々でした。
考えてみれば、今までタッチーさんの所しか出入りせず、彼女が亡くなった後も
そこしか、行ってなかった。(ある意味、しつこい性格かも・・・)

子宮ガンの相談とか受けているうちに、半分管理人気分に・・・。
その頃、Yahooのトピック主にもなったりして、HPに憧れる。
HP運営に憧れる。・・というより、むしろ、HPビルダーソフトを使いこなしたかったのかも・・・。

やっとの事で、サイトを開くも、正直「こんな、もんかぁ〜。」の気分すらある。
自分の事「王様の耳はロバの耳〜」よろしく、ネットのほら穴に叫びこんで、
気が済んだのかも・・・。?

再発ガンをどうにか生き延びてきた、ガン戦争体験記は、ネットの空に飛ばすと
たいした事じゃない様な気がしてくる。
自分用、生存中の「知ってるつもり」(関口宏の人物伝番組だった)を作ってしまった以上、
細々でも、開店休業でも、生ある限りネットの空に飛ばしていこうか〜な〜?
(いつ、また、再発するか分からないのだから・・・・・日々の出来事は3年日記で充分)

ある日、息子が、生前の私を懐かしんでくれる日まで・・・。

それにしても、それぞれのHP、力作な入魂のタイトル名に圧倒される。
それぞれのHP名を書き連ねれば、ガン患者としての明日へのエネルギーが沸いてくるってもの。

ローズ&ウイッグのはなまるガーデンなんてぼやけてる方  はるりんの幸福の家 
生きちゃるわい  ありのままが一番  癌々いこうぜ! ・・・・・・・etc.
ネットの名タイトル、ぜ〜んぶ足して、標語にして、壁に貼っておきたくなった。・・・マジ!(^_^)v
(他のサイトさん管理人さんもガンバッテくださいネ!)





父の永眠で、その哀しさから苦しさから随分免疫力、生命力が失せた時期があり、心配した。
ガン患者にとって、免疫力が下がる事はイコール再発に繋がりかねない。
ここはひとつ、免疫力、NK細胞(ガンキラー細胞)、とにかく哀しみに打ちひしがれながらも、
栄養剤摂取や身体の休息に心がけた。
再発時、ショボショボしてきたと感じられた腕の内側も、気にして、ピシャピシャ叩いた。
そして、赤く肌の色が変わる頃、自分の気も少しシャンとして、我に返るのであった。
☆気合いを入れるンジャ〜!☆
病気の気も「気」の字を使う。
「気」のもので人間って変わるモンだなぁ。




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父上、大変です。
オーブ写真、いっぱい撮れました。○○丸いの〜〜フワフワ。
あれって、父上?の仕業ですかぁ?
ネプチューンの力の限りゴーゴーゴーの宜保愛子さんのコーナーで聞きたい位です。
(宜保さん昨日、チョット痩せてました)
でも平気、怖くないモン。大病してから、幽霊系チットモ怖く感じなくなりました。
人生、もっと怖い事がある。
半分、あっちに片足つっこんでたからかなぁ?  強くなりました。






父の葬儀、一連は立派なものであった。親戚の皆さん、ありがとうございます。<(_ _)>
で、で、でも、・・・・私閉口した。
なんで、皆、私のガンの事知ってるの?・・・・?
知っててもいいよ。・・・100歩譲って、
母がきっと、一人に言って、あっという間に親戚に浸透して・・・。周知の事実だったのかも?
でも、
「マッ。○子も、体に気を付けて・・・!」って笑顔で肩叩くなよ。偉そうに!
っったく、簡単に異口同音に言わないで欲しいしィ・・・。
ある意味、違う意味で孤独感の増した日々でした。





14.12.5.父が亡くなってから、11/24の↓表記が哀しく、辛く、もう
「王耳〜!!」とかgigguru笑いは出来ない自分がいる。
マジモードしか沸いてこない。 ウヒヒ!(^_-)なんて、とても笑えない。(T_T)
でも、いい、今日から王様の耳はロバの耳PART2にする。
映画はエクソシスト2とか、ドラマでは不揃いの林檎2とか一気につまらなくなるものも多々ある。
これも、そうかも・・・。   (前もたいした事なかったジャンカ)   (ハイ そうです。)
まぁいいかっ。
昨日、哀しみのダンスを入れてみた。 ン〜ン!   いつ見てもカワユイ素材です。(^-^)                     





















15/3/13 Dance of sorrow for my father

















                                                                  14/11/24


実家の親には、海よりも深く、山よりも深く、物心両面で多大なる愛情を受けてきました。
しかし、私が子宮ガンになってから、
お前の「あ」ーだからガンになった、「こ」ーだからガンになったって、五月蠅(うるさ)いのなんのって。
でも、ある日、彼らのソレがピタと止まりました。
娘のストレスを思って、深く反省したのでしょうか?
いえいえ違います。
彼らも、ガン患者になってしまったのです。
母は、私の看病疲れの99年7月に膀胱ガン。父は2000年春に前立腺ガンを患いました。
お陰様で、二人とも、脱毛の様な治療はありませんでしたが、
治療しながら、現在も元気でおります。
この親子3人ガンは、思わぬやすらぎを、私に与えてくれました。
一病息災といったところです。


2年前、中学の友人、高校の時の友人達にたて続けに会う事となった。
私はその頃、髪も生えていたし、少し落ち着いていたので、真実を打ち明ける事にした。
(どうせ離れて住んでいる)
その時、ミジメな気持ちにならず、どう説明するか、数日間考えあぐねていたが、
他人事のガンが、明日は我が身のスケァリーな事と分からせるのに、ピッタリな言葉を思いついた。

「ガン宣告はね、ある日普通に歩いていて、吹き矢に当たった様なものよ。(^_^)」
首を押さえるジェスチャーを忘れずに。
彼女達、一瞬で顔付き真剣(マジ)モード入るの、目の横で見た。
ん〜ん。いい言葉。   的確でしょ!


同じガン患者に言われても何ともない言葉が
健康人に言われると、結構ムカツク時がある。
「大丈夫?」心配で言って下さるのであろう。
でも、上から物を言われている様な気がして、いやだ。
小錦とか、武蔵丸が「がんばって!」と、言われて
「お前もがんばれよ!」と、言っていたシーンを何度となく見た。
私も同じ。憐れみの様に言われるならば、
「あなたもなってみれば?」・・・と心でしっかり言い返している。。


私が子宮取った頃の入院の時、私より明らかに、オバさんの(40代半ばに見えた)
人、産後だったよね。ズーっといたもの。
旦那が若くてカッコ良さ気味も腹立っけど、カサブランカ(百合の花)洗面所で臭(クサ)いンダヨ!
あれから、カサブランカ嫌いな花です。


赤ちゃんが並んでる、ガラス貼りのお部屋の赤ちゃんはそれはそれは
可愛かったですけれど、
これ見よがしに、バァちゃん、愛妻家のパパに抱かれている赤ちゃんからは
わざと、無表情で、視線そらしました。   これ 事実。大人気(おとなげ)無くてごめんなさい。_(_^_)_


あまり泌尿器科が混むので、いつも受付する前にマスクをして、
「今、白血球下がってます。」と嘘をついて順番早めてもらってました。
ごめんなさい。ウロ科のナース様。<(_ _)>


筋腫の患者さん達に
「筋腫なんて、蚊に喰われたようなもの。」と言ってました。
ごめんなさい。 傷付いたかなぁ〜?


子宮筋腫だったあの人。悪い人じゃなかったけど。
「子宮取ったからもう子宮ガンにはならなくて良かったね〜!」と、癌患者の私達に言われて、
つい嬉しくて、顔ほころんでニコニコしてたけど、
同室に10年前に子宮筋腫オペした人、今度は残した卵巣の卵巣ガンで入院して来た時、
顔蒼ざめてましたね。
私、気付いてました。  


結局卵巣の良性腫瘍だった小太りのアノ女性。
私に言いましたよね。
「私は癌にならない様にしている。」・・と。  唖然 (*_*)
誰だって、そう思って生きているんと、ちゃいまっか?
今でも、ガンのお仲間に言って「いやぁ〜ね〜。結局気持ち分かんないのよ。」と
盛り上がる、失礼な「アノ日の一言」高位置キープです。


INAさん。TOTOさん。他の方でも・・・。
そろそろ癌患者用のアールデコ調の素敵な、もどし専門の便座を発明して下さい。
目線の先にうんちが付いていたりして、ミジメが増します。


神様もういちどのTV撮影とかしていた。本気で深キョンとか、加藤晴彦クンとか見た。(顔小さい)
パジャマ着たエキストラ何人かいた。言ってくれれば、出たのに〜ィ!いい味出しまっせ。
とばかり、ナースに無断で見学していた。(日曜日だったので・・)


ごめんなさい。看護婦さん。Part 2
朝4〜5時半頃。道路を渡った24Hのコンビニに買いだしに行ってました。
3Fから1FのCT検査待合い室で、Gパンを上から履いて、ナイキに履き替えて、
娑婆の空気吸っていました。     楽しかったです。  生きてるカンジしました。


ごめんなさい。看護婦さん。夏の暑い日は、夜明け5時頃、6時の検温前に
浴室でシャワーを浴びました。 そのスリルたまらんかったです。 エヘヘ(^-^)
 ごめんなさい  <(_ _)>


「1人じゃ可哀相よ〜。兄弟、が居ないと・・・。」繰り返し、特におばちゃん達に言われ続けてきた。
だから、子供の居ないご家庭はさぞかし>大変と思われる。
私は、絶対そういう事を言わない大人に(おばちゃんに)なりたい。


でも、この医者達も看護婦さんも、明日癌になるかもしれないんだなぁ。
・・と、思ったら気持ちが柔らかくなった。    皆同じ人間なんだ。と気付いた。


担当医が嫌いになって困った事がある。                                  14/11/24〜↑
この世の、一番恐ろしい事が、彼の口によって告げられるので、恐くなったのだ。
全て、彼の口から発せられる。から・・・。と言う逆恨みそのもの。
母にそれとなく打ち明けたら、「罰当たり者」と罵(ののし)られた。ごもっとも。


              始まり、始まり〜




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