午前8時57分 和歌彦宅
和歌彦「しまった!すっかり遅くなっちまったな。七瀬、急ぐぞ!」
七瀬「どーして、こういう時に限って寝坊するかな〜、キミは」
和歌彦「おまえさんだって、髪の毛いじるのに時間かけてたじゃないか」
七瀬「キミみたいに短くないからね。結構大変なんだから」
和歌彦「へいへい。無駄口叩いてないで、本気で急ぐぜ!」
午前11時00分 某駅3、4番ホーム
和歌彦「さて…到着したはいいが、こっからどう行けばいいンだぁ?」
七瀬「とりあえずルシエンさんに連絡したら?どっちの出口から…って!」
和歌彦「ン?どしたぁ?」
七瀬「一人で先に行かないでよね〜!」
和歌彦「安心しろ。おまえさんの話は聞いてる。ルシエンさんに連絡しつつ北口に行こうとしただけだ」
七瀬「これで、南口だったら、どーするの?」
和歌彦「まぁ、そン時ゃそン時だ。何とかなるだろよ」
午前11時12分 某駅南口
七瀬「…ホントに南口だったじゃん」
和歌彦「スマネェ。俺としたことが…」
七瀬「あ〜あ。前のバスもう行っちゃったよ。もし最初に南口から降りてたら間にあったのに」
和歌彦「次は…25分か。まずったな、これじゃ間にあわねぇ」
七瀬「だから、ルシエンさんにどっちから出るか聞いてからにすればよかったのに」
和歌彦「つべこべ言っても仕方がねぇ。ともかく、25分のに乗るしかねぇ」
七瀬「しょうがないな〜、もう」
午前11時40分 某大学1号館
和歌彦「とりあえず、到着したわけだが…」
七瀬「ん〜、ルシエンさんとこのライブ、何とか終わる前に着いたみたいだね〜」
和歌彦「…この暗がりでこの距離じゃ、顔まで分からんよ」
七瀬「でもでも、今やってるのはルシエンさんたちだよ、絶対」
和歌彦「あぁ、そうだな…」
午前12時00分 某大学1号館
和歌彦「おぅ、お疲れ〜」
七瀬「ルシエンさん、おつかれさま〜」
ルシエン「いやぁ、そちらこそ遠路はるばるおつかれさまでした」
和歌彦「遅れちまったけどな」
七瀬「…キミのせいでね」
ごつん…
和歌彦「余計な事を言うな!」
七瀬「何も、こんなとこでぶたなくてもいいじゃないか〜!」
ルシエン「あはは。でも、来てくれるだけでもありがたいですよ」
和歌彦「あぁ。そう言ってくれるとありがたいぜ…」
ルシエン「ところで、お二人はこれからどちらへ?」
和歌彦「そうだなぁ…おまえさんも忙しそうだし」
七瀬「ねぇバカ彦、お腹すいてきたよ〜」
和歌彦「ぬぅ…。俺たちは、模擬店回って昼飯食ってから帰るよ」
ルシエン「あ、はい。おつかれさまでした〜」
和歌彦「おぅ!それじゃぁな!」
七瀬「よ〜っし!何食べようかな〜。焼きそばとか、お好み焼きとか、いろいろあるからね〜」