7月16日

某時刻 S県某所
ヴィッケ「和歌彦さん、わたくしたち二人で大丈夫ですの?」
和歌彦「なぁに、何とかなるだろ。それに、あいつらテスト期間中だしな」
ヴィッケ「でも、何か潜んでいるか分からないのに…」
和歌彦「心配するな。おまえさんは俺が守…ぐっ!」
ヴィッケ「顔色が悪いですわよ。休まれた方がいいのでは?」
和歌彦「いや、違う。この左眼の疼きは体調不良じゃない」
ヴィッケ「ひょっとして、敵の気配でしょうか?」
和歌彦「あぁ。しかしこの気配、どうも俺の肌に合わないような…」
ヴィッケ「やっぱり、七瀬ちゃんたちも連れてきたほうが良かったのでは…?」
和歌彦「そうじゃない。俺の力と反発するような…」
ヴィッケ「きゃぁっ!」
シュルッ!
和歌彦「大丈夫か、ヴィッケ!?」
ヴィッケ「あ、いえ。突然足元に蔦が絡んできて…」
和歌彦「人喰い植物でもいるってのか?それとも…」
ヴィッケ「考えてないで、早く何とかしてくださいまし!これでは動けませんわ!」
和歌彦「あ、悪りぃ、悪りぃ」
ザンッ!
和歌彦「ヴィッケ、歩けるか?」
ヴィッケ「えぇ。幸い怪我をするほどではありませんでしたわ」
和歌彦「そうか、良かった…が、気配は近づいてきやがる。気ぃ抜くな」

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