カードの逸話

ここではカードの逸話について、そのまんま書いていく。

ウィンドスパーク
「いやー師匠、この呪文便利ですね」
「そうか?」
「だって、エレキテルいらないんですよ!!」
「おまえいつの時代の人間だ?」
〜『イブマヤのルポ』

ウィンドスパークレイン
ウィンドスパークレインの魔法を見て、イブマヤが感想をもらす。
「師匠、こんなにたくさん稲妻が落ちてきたら、さすがに観念しますよね」
「うむ、視覚的な威圧効果も考慮された魔法だな」
「へそぐらい取られたって困りませんよね」
「なんの観念をしてるんだ?」
〜『イブマヤのルポ』

タイフーン
「師匠、タイフーンってわくわくしますよね」
「そうか?風を巻き起こす真空の刃だぞ」
「昔から、タイフーンって言葉に敏感なんですよ」
「なんで、非常食とローソクを準備するんだ?」
〜『イブマヤのルポ』

グレートタイフーン
びゅううううう!イブマヤの部屋で、ものすごい音がする。
「何をやっている!?」
「あ、師匠!助けてくださいっ。ちょっと熱くて寝苦しかったんでグレートタイフーンを唱えたら……」
現状を把握したマケイヌは、すみやかに魔法の効果を打ち消した。
「ふー、ありがとうございました師匠!」
「まったく、あれほど呪文の使用は気をつけろといっただろうが!」
「そうですね、タイフーンくらいで充分でしたね」
〜『イブマヤのルポ』

バキューム
つむじ風はいやだにゃ。
そこらじゅうの埃が、まとわりつくにゃ。
チラシとかが顔に飛んでくると、むかつくにゃ。
なんでマグロはとんでこにゃいのかにゃ。
〜『ケット・シーのひとりごと』

オールバキューム
「師匠!!オールバキュームは風で丸裸にするんですよね?」
「そうだ、相手の装備を消し去る効果を持っている」
「でも、太陽の方がそれにはいいらしいですよ」
〜『イブマヤのルポ』

ウィングダンス
フーアはだんすもじょうすなんだよ
ずずどこずずどこぴんぽんぴんぽん
ふういいあせかいた
〜『フーアのおともだち』

ウィングロンド
「ほらミティもおどっておどって」
「え?フーア、こう?」
たらりらたらりら。
「ミティじょうずだねぇ」
〜『フーアとミティの呪文修行 烈風編』

ウィンドシャッター
「いでよ空気の壁、ウィンドシャッタぁーっ!」
「おい、何も出てないぞ?」
「バカには見えないんです!」
「よーしよく言った」
攻撃体勢に入るマケイヌを見て、イブマヤはさっさと逃げ出した。
〜『イブマヤのルポ』

エアウォール
「いたたたた」
「どうした、イブマヤ」
「あー師匠、酷いですよ!!透明なエアウォール置いておくなんて、おもいっきり頭ぶつけたじゃないですか!!」
「アホ」
「アホとはなんです!!かわいい弟子が額にコブ作ったってのに!!」
「その壁置いたのは、おまえだ」
「え?……そういえば……2日前!!」
〜『イブマヤのルポ』

フライヤー
「チンカラポイ、チンカラポイ!ふぅ、ダメです師匠、上手くいきません」
「まったく『フライヤー』の呪文ぐらい、子供でも出来るぞ!?」
同時刻、遥か遠くでお昼寝中のケット・シーは、勝手に浮き上がる身体に悩まされていた。
「なんで浮くにゃー?」
〜『イブマヤのルポ』

オールフライヤー
「オールフライヤー!」
イブマヤは、師匠の部屋の本棚をオールフライヤーの呪文で持ち上げると、その間に床のゴミを掃き集める。
「イブマヤ」
「あ、師匠!す、すみません!呪文をこんなことに使って……」
「いやいや、それでいいのだ。お前も知らぬ間に成長していたのだな。私は嬉しいぞ、イブマヤ」
「師匠!」
抱き合う師弟。美しい場面であった。……呪文の効果が切れ、部屋がぐちゃぐちゃになるまでは。
〜『イブマヤのルポ』

インヴィジブル
これはいい魔法にゃ
この魔法を唱えれば、魚屋さんで魚が食べ放題にゃ
おやじに叩かれないですむにゃ
さっそく食べにいくにゃ!
いや待てにゃ……いつも魚を食べる前にひどい目にあうにゃ
今度はお魚をゲットした後で透明化するにゃ
あたまいいにゃ!
いたいにゃ!おやじがゴンゴン叩くにゃ!
なんで居場所がわかるにゃーーーーっ!?
「おい誰か、そこの空飛ぶ魚を捕まえてくれ!」
こうしてケット・シーは、ブラックオニキス商店街のみんなに追い掛けられるのであった。
〜『ケット・シーのひとりごと』

オールインヴィジブル
透明化の呪文を使った時は、ひどいめにあったにゃ。
こうなったら意地でもお魚を頂くにゃ!
このまえは一人で行ったから失敗したにゃ(違う)
今度は仲間と一緒にいくにゃ
オールインヴィジブルの魔法でOKにゃ
……
なんでまた僕だけ追い掛けてくるにゃ!?
「おい、また魚が飛んでるぞ!いちばん大きな奴を捕まえてくれ!」
こうしてケット・シーは、またブラックオニキス商店街のみんなに追い掛けられるのであった。
〜『ケット・シーのひとりごと』

ソニック
「えー、青くて…」
イブマヤの言葉をマケイヌが遮る。
「ソニックは高速化の魔法だ。以上」
「師匠、早口ですね。ソニックの魔法使いました?」
「うむ。それだけの価値はあったと思う」
〜『イブマヤのルポ』

スーパーソニック
「えー、髪の毛が…」
イブマヤの言葉をマケイヌが遮る。
「スーパーソニックは高速化の上位魔法だ。効果は全体に及ぶ。以上」
「師匠、また魔法使いましたね?」
「うむ。もっとヤバそうだったからな」
〜『イブマヤのルポ』

いやしのなぎ
「いやしのーなぎー」
イブマヤの唱える体力回復呪文とともに、怪我をした小鳥がいやされていく。
「お、また、らしくないことを……」
「ひどいですね、師匠。私はこれでも優しい女の子なんですよ」
「はっはっ、すまんすまん。冗談だよ」
「自分がやった怪我ぐらい自分で治療しますよ」
「おまえがやったんかい!」
思わず西方の方言が出るマケイヌであった。
〜『イブマヤのルポ』

いやしのかぜ
「いやしのー……」
「まてイブマヤ!」
イブマヤの唱える呪文をマケイヌが遮る。
「どうしたんですか?師匠」
イブマヤの問いに答えず。マケイヌはいやしのかぜの魔法を唱える。
魔法の効果を受け、傷ついた森の動物たちはみるみる癒されていった。
「はぁ、さすが師匠の呪文はすごいですね。でも、なんで私の邪魔をしたんです?私だって……」
「いや、お前は呪文の名前を叫ぶから、動物達がおどろかないかな……と」
「そうですね、気付きませんでした。師匠、ありがとうございます!」
「いや、なに大したことではないよ」
すなおに礼を言うイブマヤに、なぜか罪悪感をおぼえるマケイヌであった。
〜『イブマヤのルポ』

クレセントムーン
「師匠、クレセントムーンの呪文を教えてください!」
「ほう、お前が攻撃呪文以外のものを覚えたいとは珍しいな」
「え!?攻撃魔法じゃないんですか?」
「うむ、状態良化の魔法だ」
「えーっ、だってお姫様が……」
「お姫様がじゃない!そこに座りなさい!」
いつもの説教がはじまった。
〜『イブマヤのルポ』

フルムーン
「はっはっはっ、月を見るたび思い出せ!俺様は大魔導師……うわーっ……」
また尖った岩のてっぺんに登ったバカがいるにゃ
あんなところに登ったら崩れるのはあたりまえにゃ
満月の晩は変なのが多いにゃ
満月といえばフルムーンの魔法にゃ
全体に状態良化の効果があるにゃ
僕は物知りにゃ
〜『ケット・シーのひとりごと』

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