キャンベルタウンに第2次大戦前まで存在した蒸溜所の名を持つ、40年代から50年代にかけて流通したと思われる超レア・ブレンデッド・スコッチ・ウイスキーのテイスティング会
この名前(ベンモア)でピンとこなきゃ恐らく一生お目にかかることは無かったと思いますが、今回はキャンベルタウンに1868年(バロック・レイドにより設立)から、1936年(DCLにて閉鎖)まで実在した蒸溜所の名前を持つブレンデッド・ウイスキー。
本ボトルのラベルにある「Benmore Distilleries Ltd」は、「Guinness plc」を親会社に、ブレンデッド・ウイスキーにモルト・ウイスキーを供給する為1920年に設立された。「スコッチ・ウイスキーの最高峰」をスローガンとし、ベンモア(高い山)という名前を社名とした。
同社は、「ベンモア(Benmore, Campbeltown, 1868- Mothballed 1927 Close 1936)、 ロッホルアン(Lochruan,
Campbeltown, 1833- Close 1925)、ロッホインダール(Lochindaal, Islay, 1829- Close
1929)、ダラス・ドゥ(Dallas Dhu, Speyside, 1898- Close 1983)」、という4つの蒸溜所を買収。1923年に初めて登録されたブランド名は「ダラス・モア
/ Dallas Mhor」で、1929年頃まで一定の成功を収め生産されていたようだが、前後してベンモア・ブランドを投入。
輸出市場(主にアメリカでしょう)にて人気が高かった為、1930年代半ばにはベンモア・ブランドに集中した販売となった経緯がある。
上記を踏まえ、蒸溜所の休止、閉鎖、また、第2次世界大戦中の状況(ほぼ生産中止)から考えますと、上記蒸溜所の原酒の使用も十分考えられる範疇であり、これらロスト・ディスティラリーにロマンを感じるだけで無く、味わうことが叶うであろうボトルであることがご理解頂けるかと思います。
じっくりボトルやラベルをご覧になって下さい。写真では分かり辛いですが、液面はボトルネック丁度です。
ベンモア Tin Cap 86.8 Proof (43.4%) 40-50's Rotation, For U.S.A
比較試飲 ダラス・ドゥ 1981-2010 29yo 53%
どこかに共通点は見つかるでしょうか?
では、告知〜!!
(場所)ザ・ウイスキー・バー / The Whisky Bar
(日時)12月9日(日)PM 14:00〜
(料金)フル・ショット¥5,000 ハーフ・ショット¥3,000
(特典)会当日に限り全商品15%オフ
なお、当店のフェイスブックをご覧の方はご存知だと思いますが、5、60年代のオールド・シェリー&オールド・シェリー・ブランデーの抜栓も予定しております。情報はBBS等で追って公表しますので、そちらもお楽しみに!!
お申し込みはメールにて。お名前、ご連絡先、フル、ハーフなどのプランをお伝え下さい。なお、当日都合が合わないという方は上記価格にてご予約承ります(特典はありません)。ご連絡頂けない場合は通常価格となりますので是非この機会にご予約下さい(会前日まで受け付けます)。以上、宜しくお願い致します。