鉄道写真派
 恋人よりも列車を愛する男たち。通称鉄ちゃん。SL派・ブルートレイン派・貨物列車派などに細分化される。
 お目当ての列車を最高のロケーションで撮影するため、列車通過時間の何時間も前から場所取りに行く。瞬間に命をかけているので、望遠レンズのカメラと広角レンズのカメラとビデオカメラを三脚にセットして3台同時にリモコン撮影し、さらに一台手持ちで流し撮りする。列車の通過する10秒ほどの間にフィルム一本を使い切るので、カメラを選択する基準は何よりも連写速度である。
 鉄道派に列車の写真を見せられたとき、うかつにお世辞を言うと、その列車の特徴や歴史、撮影時の苦労などを延々と語り始めるので、要注意。ただし、本人も、鉄道趣味は一般には分かって貰えないことを知っていて、一般人に一方的に語ってしまうと後で落ち込んでいるので、慰めてあげると、嬉しくなってまた鉄道の蘊蓄を語り始めてまた落ち込む、という無限ループから抜け出せない。
 女の子が、SLをバックに写真を撮って欲しい、などと言うと、
 「神聖で偉大なSL様の前に女なんかを立たせてたまるか」
と怒る。
(自分のことだ率:0%)

カワセミ派
 野鳥撮影大好きな人たちの中でも、カワセミを撮るのに命と金と有給休暇をかけている人達。有給休暇が無くなると、親戚を殺しては撮影に行く。正式には「カワセミ系」というらしい。
 100万円以上するバズーカ砲のような超望遠レンズが標準レンズ。鳥に警戒されないようにその大砲のようなレンズに迷彩色のカバーをつけ、迷彩色の服を着ているので、鳥よりも人間に怪しまれている。公園で、迷彩色のカバーを付けたバズーカ砲レンズを並べ、迷彩色の服を着ている団体がいたら、それがカワセミ派だ。
 カワセミのダイビングの瞬間を撮影するため、連写モードを使いまくるので、フィルムを大量消費し、フィルムメーカーからとても感謝されていいはずなのに何の恩恵も受けていないのが不満。
 狂信的カワセミ原理主義者のサイトはたとえばこちら
(自分のことだ率:0%)


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