Internet Explorer(IE) + Outlook Express(OE)の標準設定変更法
Outlook
Expressはメールを自動ダウンロードしようとし、ダウンロードしたメールを自動的に表示しようとします。でも、ウィルスが添付されているかもしれないメールを勝手にダウンロードして大丈夫ですか?プレビューするだけで感染するウィルスがありますが、それを自動表示することは、自動的にウィルスに感染することですが、そんな状態で大丈夫ですか?
ウィルス対策の基本
1 OEを使うのをやめる
OEはセキュリティホールが多いメールソフトです。また、標準設定ではウィルスに非常に感染しやすい状態です。ウィルスは、IE+OEの環境をターゲットにしています。OEを使うのをやめれば、あなたのパソコンはそれだけでウィルスに格段に強くなります。多くのメールソフトは、簡単にOEから乗り換えられる(過去メールを取り込む)ようになっています。
ぼくはBecky!というシェアウェアを使っています。メールをダウンロードする前にサーバの到着メール一覧から削除する機能があり、ウィルス対策・スパム対策としてもおすすめのメールソフトです。「窓の杜」などからダウンロードできます。
それでもOEを使うなら
次のように設定を変更して下さい(バージョンによって若干違いがあるかも知れません)
(1)自動ダウンロードをオフにする:
ツール→オプション→読みとり→「プレビューウィンドウで表示するメッセージを自動的にダウンロードする」をオフに→OK
(2)プレビューをオフにする:やり方はこちら
なお、標準でプレビューがオフになっているものもあるかも知れません
(3)メールの読み込みをテキストモードに設定する
ツール→オプション→読みとり→「メッセージは全てテキストで読みとる」をオンにする→OK
(4)メール送信をテキストモードに設定する
ツール→オプション→送信→送信→「受信したメッセージと同じ形式で返信する」をオフにする→メール送信の形式→テキスト形式→OK
以上の設定をすると、OEが不便になり、また、表現力豊かなメールの送受信ができなくなります。しかし、「便利」「表現力豊か」というのはウィルスにとっても感染するのに便利な環境なのです。メールはテキストオンリーが本来の姿なんです。
2 IEを使うのをやめる
IEでホームページを閲覧しただけで感染するウィルスがあります。また、ファイルをサムネイル表示するだけで感染するウィルスもあります。例えば、高知工科大学の「コンピュータウィルスの対策について」をご覧下さい。
IEは常に新しいセキュリティホールが発見され続けており、ウィルスもIEを狙ったものがほとんどです。ブラウザをIE以外のものに変更しましょう。ネットスケープ・Mozilla・Opera・safari(Macのみ)等、使い勝手のいいブラウザはいくらでもあります。IEでないと表示できないサイトだけIEを使えばいいのです。標準で使うブラウザをIEから他のものに変更するだけでウィルスに強くなります。
なお、本来ホームページというのはどのブラウザでも読めるように作るのが当然のはずです。HTMLの標準に従っていればどのブラウザでも読めるはずですが、残念ながらIEのHTML拡張機能を前提にしているサイトもあります。
それでもIEを使うなら 常にIEを最新のものに更新し続けて下さい。
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