Nゲージ改造の車両たち

国鉄 クハ68−400
クハ68−400 クハ68形400番代

 実車は、戦前製3扉セミクロスシート車の代表形式で、51系に属します。同形式は製造時期の関係から、前面は丸みを帯びた半流線型で作られています。ただし、別形式から改造された車も多く有るので、切妻な車両もあります。
 模型は飯田線での使用に配慮して、便所を増設した400番代として再現しています。
 
・形態上の相違
 
実のところBトレサイズにすると本来のクハ68と42系クハ55の改造車の区別が付かなくなったりします。実車は扉間の窓が6枚と5枚で区別できますが、このサイズだと窓数が同じ3枚なので。

クハ68他
改造データ
・改造原型
グリーンマックス クハ68(半流)キット
・改造に必要なパーツ グリーンマックス クハ68(半流)キット・GMカラー「青15号」「クリーム1号」ほか
・改造難易度
★★★☆☆
・作業内容
車体切り接ぎ1〜2ヶ所・屋根切り接ぎ1ヶ所・窓埋め1ヶ所
・コメント
 クハ68の切り接ぎ箇所は3枚窓の並んだその後ろです。ここにあるモデルはやや短すぎで、切り接ぎヶ所の部分をもう少し広く取ればBトレ正規のサイズになる上に、プロポーションも良くなるはずです。(今度作るクモハ54でそうするつもりです)
 後はどこをどうカットしたかは画像を見れば想像できると思います。一番面倒なのは後ろ妻の填め込みのために行う加工です。
 この車両はBトレをやっていて、GMキットを組んだことがあり、GMキットの改造の練習をしたいという人にはお勧めの難易度だと思います。何しろ基本的な作業がすべて出来る上に、改造箇所も少なめですから。おまけに最低2両でないと編成が組めませんから、クモハ54(51)と同時にすることで、一番改造するさいに必要な経験も稼げますしね。最も経験値の少ない万年初心者の私が言っても説得力がありませんけど……。