Nリーグ壮行戦

      


2月11日 Nリーグ壮行戦決勝戦@平和の森野球場 10:45

中野ナックス
ヤングポパイ
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                                 小原−前田修   (本)高西、(二)前田修

    決勝戦はパイレーツを2−0で下した中野ナックスとの戦い。
    1回表、2者連続三振。3番右翼線安打、暴投で二進。4番を遊ゴロ。
    1回裏、2死から前田君二ゴロが一塁へ悪送球。二盗で補手から二塁へ送球が中堅手カバーできず
         転がる間に三塁を回り先制ホームイン。
    2回裏、1死から高西君、左中間フェンス越えホームラン。
    3回裏、2死から塩浦君死球、ボークで二進。前田君中越え適時二塁打、三盗。小原君左中間適時打、
         二盗。波多野君中前安打、二盗。二、三塁から高西君左越え2点適時打。
    4回表、2番1塁後方へポテンヒット、暴投で二進。3番右中間適時二塁打。4番二ゴロ失策。二盗するが
         前田君二塁送球タッチアウト。5番中飛。6番三飛落球、一塁へ悪送球し2死三塁。7番二飛。
    5回表、8番右中間への飛球を中堅取れず二塁打。9番四球。1番三ゴロで1死、二、三塁。2番右飛。
         3番中越え2点適時打。4番三振。
    5回裏、塩浦君三ゴロが一塁悪送球、二盗。1死後、小原君遊ゴロが一塁悪送球で塩浦君ホームイン。
         二盗、三盗で1死三塁となるが、二者連続三振。
    6回裏、1死から中嶋君左前安打で出塁し二盗するが捕手から二塁送球タッチアウト。
    7回表、2死から1番を塁に出すが、最後の打者を塩浦君ガッチリ捕ってゲームセット。
    4年生の春からチームを結成し、5度決勝に進みながら一度も勝つことができなかったAチームにとって
    待ちに待った初めての優勝の瞬間であった。
       

2月1日 Nリーグ壮行戦準決勝戦@平和の森野球場 10:45

中野セネターズ
ヤングポパイ
×

                                 小原−前田   (本)前田、(二)小原

    1回表、1番四球、二盗するが前田君二塁送球アウト。2死二塁で4番を投飛。
    1回裏、塩浦君左前安打、二盗。前田君四球。小原君左中間適時打で先制。中嶋君スクイズ失敗で
         三本間で挟殺。2死三塁でヒット性の遊ゴロ。
    2回表、5番左中間安打。6番送りバント。7番バントヒット、二盗。2死二、三塁で9番中前2点適時打。
         2死二塁で三盗、前田君三塁送球がレフトへ転がる間にホームイン。
    3回表、4番四球、二盗するが前田君二塁送球アウト。5番三ゴロ。6番一ゴロ。
    3回裏、2死から塩浦君四球。前田君フェンス越えの同点2ランホームラン。
    4回表、7番四球、二盗。ピッチャー牽制二、三塁間で挟殺。
    5回表、2死から4番を迎え、内角速球を大ファールで2ストライクに追い込む。低めのボールに外れる
         速球で空振り三振に討ち取り、完璧な組み立てのバッテリー。
    5回裏、無死一塁で盗塁をするが、キャッチャー二塁送球アウト。矢島君中堅正面に飛球で2死ランナーなし。
         塩浦君四球で出塁。前田君一塁内野安打で2死一、二塁となり4番を迎えるチャンス。小原君
         フルスイングした打球はフェンス越えたかと誰もが思ったが惜しくもフェンスに当たり適時二塁打。
    6回表、この回を押えれば勝利となる緊張からか、レフトフライ落球、1塁バウンドが合わず内野安打で
         無死一、二塁の大ピンチ。ピッチャー牽制でうまくつり出したがセーフとなり二、三塁。
         7番、8番を討ち取り何とか2死にこぎつける。最後の打者にボール球を振らせ空振り三振で
         ゲームセット。再三のピッチャーけん制でランナーをうまく挟みピンチを防いだ塩浦君。
         全国大会東京都代表のセネターズに感動の勝利。
       

1月18日 Nリーグ壮行戦1回戦@平和の森野球場 11:00

ヤングポパイ
中野コメッツ

                            栗原、小原−小原、前田   (二)小原、石山

    1回表、2死から前田君中前安打、二盗。小原君左翼線適時二塁打で先制。
    3回表、矢島君左前安打、二盗、捕逸で三塁へ。前田君四球、二盗。小原君三塁前適時内野安打。
         波多野君三塁前適時内野安打。
    3回裏、1死から9番に四球、捕逸で三塁まで進塁。さらに捕逸でホームイン。2死から2番、3番に
         連続四球で二、三塁となり、4番を迎えたところで、先発ノーヒットで好投していた栗原君から
         小原−前田のバッテリーに交代。2塁けん制で一打同点のピンチを防ぐ。
    6回表、1死から石山君左翼線二塁打、捕逸で2死三塁となり、捕手がはじいたボールがベンチインし
         ホームイン。3回裏2死から救援した小原君、ノーヒットに抑えるピッチングで緒戦勝利。
       


2004年冬 頂点への挑戦            Load To Victory  A-Team

  2000年秋、3年生。まだ4人しかいなかったAチームの選手たち。昨年のAチームが当時、四区大会に
  出場し、試合には出られなかったが、ベンチに入り、四区大会の優勝を見とどけた、波多野君、小原君、
  高西君、矢島君。いつかは自分たちのチームで優勝をと心に誓ったに違いない。
   そして迎えた、2001年春季連盟公式戦に、Bチームとして初めて登録し、1勝3敗の成績であった。
  その後、春季Nリーグ、秋季連盟公式戦、秋季Nリーグとすべて決勝に進出したが、優勝には手が届  
  かず準優勝であった。秋季連盟公式戦の結果、四区大会への出場を決めていたが、23区大会へ出場
  し、1回戦勝利を収めました。
   そして、2002年、5年生となり、春季Nリーグ、秋季Nリーグと決勝に進出したが、またしても優勝する
  ことはかないませんでした。秋、昨年のAチームが23区大会への出場を決めたが、6年生の3、4番を
  欠いて9人揃わず5年生のメンバーを登録して出場しました。打てない6年生を尻目に、5年生はハツラ 
  ツとバッティングで貢献し、ベスト8の力となりました。
  数々の優勝と上部大会での成績と記録を残した昨年のAチームが卒団し、新Aチームとして臨んだ、
  2003年3月、全日本学童東京都大会の出場権をかけた中野区学童大会の初戦、コメッツにまさかの 
  敗戦。
   そして、くりくり大会の出場権をかけた春季連盟公式戦のブロック初戦、またしてもコメッツに1点差で
  敗戦。ブロック戦を勝ち上がることはできなかった。こんなはずではないと誰もが思った。
   夏の最後の上部大会である都知事杯への出場権をかけた予選、順当に勝ちあがり、ここで勝てば出 
  場が決まる準決勝の相手はヘロンズ。2回に3点を先行されるが、5年生の活躍で3点を返し、同点に追
  いつく。4回に矢島君のタイムリー二塁打で勝ち越し、次の回をおさえれば決まるところまで手がかかっ 
  た。しかし5回、ランナーを二人おき、4番に左中間を深々と破られる逆転3ランホームランを打たれ、勝
  利の女神はまたしても無情にも微笑んでくれなかった。茫然・・・・・・・
   去年のAチームと同じように、君たちは野球がことのほか好きでたまらなかった。誘い合っては江原公
  園や北江古田公園で暗くなるまでボールを追いかけていたあの日・・・・
   年が明けて、2004年1月、Nリーグ壮行戦。6年生が9人揃わない中で5年生の力を借り、初戦、先発
  のマウンドに上がった栗原君が好投し、小原君が締めくくり勝利。2回戦も勝利し、準決勝の相手は今ま
  で優勝をことごとく阻まれていたセネターズ。気合と根性だけでは勝てない相手である。4番でキャッチャ
  ーのS君を小原君は完璧に押さえ、2点リードされた3回、前田修人君の同点2ランホームラン。5回、ラ
  ンナー2人をおき小原君が打った打球はあと数センチフェンスを惜しくも越えず、タイムリー二塁打となり
  1点を勝ち越す。6回この回をおさえれば勝利となるが、エラーでランナー一、二塁となり、けん制でつり 
  出したがセーフとなり、無死二、三塁の絶対絶命のピンチ。都知事杯予選の悪夢がよぎる。
  しかし、今日の選手たちは違っていた。2月1日で参加できない4人のメンバーのため、そして何よりも
  12人全員で優勝するんだという気迫が感じられ、小原君、二人を打ち取り、あと一人にこぎつけた。
  最後の打者を空振り三振に打ち取りゲームセット。決勝戦の舞台には全員で上がることができ、歓喜。
   そして、12人全員が揃った、決勝戦の相手は連盟秋季大会優勝のパイレーツを2:0で下した
  ナックス。相手は本日2試合目となり、有利な条件で試合開始。
  立ち上がり小原君、2者連続三振で上々の滑り出し。いい球投げるなぁぁ〜とナックスのコーチの声が聞
  こえた。3回までに6点のリードを奪ったが、4回、5回と2点づつ返され、2点差となりプレッシャーが序々
  にかかる。5回に相手エラーで1点追加。7回、あと一人最後のバッターの左中間へのライナーを中嶋君
  追いかけるが惜しくも捕れず。気を取り直して、小原君のストレートを打ち返した1番の打球は塩浦君ガッ
  チリ捕ってゲームセット。遠く永かった優勝への道のり。2年11ヶ月かかったが12人全員でつかんだ
  初優勝。試合には出られなかったがコーチャーとして大きな声を出していた佐藤君。肩を押さえながら
  ベンチにいた栗原君。今日の試合に出た10人の選手たち。24の瞳が本当に輝いた瞬間であった。
  練習は決して嘘をつかなかった。今までの勝てない苦しかった苦労が報われ、遅咲きの花が開花した。
  6年生の壮行戦に有終の美という言葉にふさわしいドラマのフィナーレであった。
  大きく逞しく成長したAチームの皆さん、優勝おめでとう。

                                         2004年2月15日  by HORINO