ClipboardProcessor は、クリップボード上の情報をワンタッチで加工するユーティリティソフトです。パソコン操作でよく使うテキスト加工などの処理をホットキー入力で簡単に実行することができます。
対象のユーザはプログラマー、テスター、システムエンジニア、ヘルプデスクなど、パソコンを使った事務作業をされる方を想定しています。
このドキュメントでは ClipboardProcessor に関するライセンス、インストール、アンインストールなどの基本的な情報の提供と、代表的な使い方を解説します。
本ソフトウェアのライセンスは以下の通りです。
ここから入手できます。
インストールの必要はありません。ClipboardProcessor.exe を実行すれば起動します。
ディレクトリごと削除してください。このソフトウェアはレジストリの操作は行いません。
ClipboardProcessor は、次の機能を備えます。
機能一覧はクイックヘルプコマンド「CTRL + ALT + スペース」でも見ることができます。
機能概要 | 機能詳細 | コマンド | 備考 |
---|---|---|---|
ファイル保存 | クリップボードをファイルに保存 | CTRL + ALT + S | テキストまたはBMPで保存 |
書式情報削除 | クリップボードのテキストから書式情報を取り除く | CTRL + ALT + E | |
ファイル名取得 | コピーしたファイルをファイル名のテキストに変換 | CTRL + ALT + F | ファイル名のみ |
ファイル名取得 | コピーしたファイルをファイル名のテキストに変換 | CTRL + ALT + P | フルパス(絶対パス) |
ファイル名取得 | コピーしたファイルをファイル名のテキストに変換 | CTRL + ALT + U | ネットワークドライブをUNC表記に変換 |
ファイル取得 | コピーしたファイルパスをファイルに変換 | CTRL + ALT + G | 複数行でも可 |
ファイルを開く | クリップボードのファイルパスを全て開く | CTRL + ALT + O | URLも可 |
プレビュー | クリップボードのプレビューを表示 | CTRL + ALT + V | テキストまたはファイル |
クリップボード履歴 | クリップボードの履歴を参照する | CTRL + ALT + H | |
リンク補正 | 複数行に改行されたパスを一行に修正する | CTRL + ALT + L | |
キューモード | クリップボードの内容をキューに格納する | CTRL + ALT + Q | |
次キュー取り出し | キューの次の行をクリップボードにロードする | CTRL + '+' | キューがない場合何もしない |
前キュー取り出し | キューの前の行をクリップボードにロードする | CTRL + '-' | キューがない場合何もしない |
シングルクォート | 行頭と行末に「'」を挿入する | CTRL + ALT + ' | SHIFTキー同時押下で取り除く動作 |
行頭カンマ | 行頭に「,」を挿入する | CTRL + ALT + , | |
行頭引用符 | 行頭に「>」を挿入する | CTRL + ALT + > | |
行末セミコロン | 行末に「;」を挿入する | CTRL + ALT + ; | |
シングルクォートラッピング | TSV(タブ区切りデータ)を「'」付きCSVに置換する | CTRL + ALT + W | |
コメントアウト(BASIC) | 行頭にコメントアウト文字を挿入する | CTRL + ALT + R | 「'」を挿入する |
コメントアウト(shell) | 行頭にコメントアウト文字を挿入する | CTRL + ALT + # | 「#」を挿入する |
コメントアウト(Java/C) | 行頭にコメントアウト文字を挿入する | CTRL + ALT + / | 「//」を挿入する |
メモ帳起動 | メモ帳を起動する | ALT + N |
ファイルをコピー(CTRL+C)して、CTRL+ALT+P でファイルパスに変換できます。 逆にファイルパスをコピー(CTRL+C)して、CTRL+ALT+G でファイルに戻すこともできます。
メールなどで引用符(>マーク)が付いたり改行されたりしてしまったファイルパスは、CTRL+ALT+Lで復元することができます。
直近 16個までの文章を履歴保存します。CTRL+ALT+Hで取り出すことができます。
エクセルなどからコピーしたデータをひとつずつ取り出して貼り付ける機能です。
CTRL+ALT+Qでキューにデータを読み込み(ちいさなウィンドウが表示されます)、CTRL++(プラス) でキューを取り出します。複数のデータを連続して使いたいときに便利です。
CTRL+-(マイナス) でひとつ戻ります。