1. ClipboardProcessorについて

1.1. はじめに

 ClipboardProcessor は、クリップボード上の情報をワンタッチで加工するユーティリティソフトです。パソコン操作でよく使うテキスト加工などの処理をホットキー入力で簡単に実行することができます。
 対象のユーザはプログラマー、テスター、システムエンジニア、ヘルプデスクなど、パソコンを使った事務作業をされる方を想定しています。
 このドキュメントでは ClipboardProcessor に関するライセンス、インストール、アンインストールなどの基本的な情報の提供と、代表的な使い方を解説します。

1.2. ライセンス

 本ソフトウェアのライセンスは以下の通りです。

  1. このソフトウェアはフリーウェアです。あなた(利用者)の責任の下で自由に使うことができます。
  2. このソフトウェアの著作権はYGGDRASILL SOFTと中 貴一にあります。
  3. このソフトウェアの改変は許可しません。
  4. このソフトウェアの販売は許可しません。
  5. このソフトウェアを使用、もしくは使用する為に行った行為に起因して発生したいかなる事象についても、YGGDRASILL SOFTと中 貴一、及びその関係者は一切の責任を負いません。全て自己責任において使用してください。
  6. 2次配布はアーカイブの内容を変更しない限り許可します。可能ならば事前にご連絡ください。
  7. このソフトウェアのバグについて、著作権者は修正の義務を負いません。

1.3. ダウンロード

 ここから入手できます。

 DOWNLOAD

1.4. インストール

 インストールの必要はありません。ClipboardProcessor.exe を実行すれば起動します。

1.5. アンインストール

 ディレクトリごと削除してください。このソフトウェアはレジストリの操作は行いません。

2. 機能

2.1. 機能一覧

 ClipboardProcessor は、次の機能を備えます。
 機能一覧はクイックヘルプコマンド「CTRL + ALT + スペース」でも見ることができます。

機能概要 機能詳細 コマンド 備考
ファイル保存 クリップボードをファイルに保存 CTRL + ALT + S テキストまたはBMPで保存
書式情報削除 クリップボードのテキストから書式情報を取り除く CTRL + ALT + E
ファイル名取得 コピーしたファイルをファイル名のテキストに変換 CTRL + ALT + F ファイル名のみ
ファイル名取得 コピーしたファイルをファイル名のテキストに変換 CTRL + ALT + P フルパス(絶対パス)
ファイル名取得 コピーしたファイルをファイル名のテキストに変換 CTRL + ALT + U ネットワークドライブをUNC表記に変換
ファイル取得 コピーしたファイルパスをファイルに変換 CTRL + ALT + G 複数行でも可
ファイルを開く クリップボードのファイルパスを全て開く CTRL + ALT + O URLも可
プレビュー クリップボードのプレビューを表示 CTRL + ALT + V テキストまたはファイル
クリップボード履歴 クリップボードの履歴を参照する CTRL + ALT + H
リンク補正 複数行に改行されたパスを一行に修正する CTRL + ALT + L
キューモード クリップボードの内容をキューに格納する CTRL + ALT + Q
次キュー取り出し キューの次の行をクリップボードにロードする CTRL + '+' キューがない場合何もしない
前キュー取り出し キューの前の行をクリップボードにロードする CTRL + '-' キューがない場合何もしない
シングルクォート 行頭と行末に「'」を挿入する CTRL + ALT + ' SHIFTキー同時押下で取り除く動作
行頭カンマ 行頭に「,」を挿入する CTRL + ALT + ,
行頭引用符 行頭に「>」を挿入する CTRL + ALT + >
行末セミコロン 行末に「;」を挿入する CTRL + ALT + ;
シングルクォートラッピング TSV(タブ区切りデータ)を「'」付きCSVに置換する CTRL + ALT + W
コメントアウト(BASIC) 行頭にコメントアウト文字を挿入する CTRL + ALT + R 「'」を挿入する
コメントアウト(shell) 行頭にコメントアウト文字を挿入する CTRL + ALT + # 「#」を挿入する
コメントアウト(Java/C) 行頭にコメントアウト文字を挿入する CTRL + ALT + / 「//」を挿入する
メモ帳起動 メモ帳を起動する ALT + N

3. 使い方(デモ動画)

3.1. ファイル名取得とファイル取得

 ファイルをコピー(CTRL+C)して、CTRL+ALT+P でファイルパスに変換できます。  逆にファイルパスをコピー(CTRL+C)して、CTRL+ALT+G でファイルに戻すこともできます。

3.2. 改行されたパスの復元

 メールなどで引用符(>マーク)が付いたり改行されたりしてしまったファイルパスは、CTRL+ALT+Lで復元することができます。

3.3. クリップボード履歴

 直近 16個までの文章を履歴保存します。CTRL+ALT+Hで取り出すことができます。

3.4. キュー機能

 エクセルなどからコピーしたデータをひとつずつ取り出して貼り付ける機能です。
 CTRL+ALT+Qでキューにデータを読み込み(ちいさなウィンドウが表示されます)、CTRL++(プラス) でキューを取り出します。複数のデータを連続して使いたいときに便利です。

CTRL+-(マイナス) でひとつ戻ります。



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