キックボックス・フィットネスとは?
現在武道歴29年・フィットネス指導歴19年の岩沢陽介が1994年に創設したプログラムでキックボクシングだけでなく空手、カンフー、テコンドー、サバット(フレンチキックボクシング)などの打撃格闘技の技術、鍛錬方法、動作特性を検証し、フィットネス・プログラムとして再構築したものです。
その中で武術としてだけでなく、人間として日常生活、競技スポーツ、ダンスなどあらゆる局面に活かすことが出来る「身体運動の基本原理」を学んでいくものです。

『キックボックス・フィットネス』はあらゆる人たちの「心・技・体」の向上に効果的なフィットネスプログラムです。
しかしそのためのトレーニングは決して「カンタン」で「気軽に誰でも出来る」ものではありません。意識を高め、何度も繰り返し、すぐには見えないゴールを求める長い課程の繰り返しです。しかし簡単に手に入るものにどんな価値があるのでしょう。「5分で変わる理想の体型」なんて5分で消える幻のようなもの。岩沢はそう考えます。長い修練を通して身に付いた高い意識と動作は年齢とともにさらに洗練され、消え去るものではありません。
スポーツに引退はありますが、武道家は死ぬまで武道家であり、武道の世界では一般的には「シニア」と呼ばれる世代の達人が数多くいるのです。70歳80歳代で屈強の青年武道家を指一本でねじ伏せる、究極の「シニア達」。その先達の姿にある種の理想を見るのは私だけでしょうか。
キックボックス・フィットネスとは私が29年間地道に修行してきた武道から得られることができた理論と技術を全ての人々に役立つ運動プログラムにするために作り上げたエクササイズ・メソッドであり、また武道が持つ合理的かつ実践的な精神を伝えていく一つの「生き方」なのです。


キックボックス 認定制度について
世界中で格闘技・武道系のエクササイズは大ブームになっています。もちろん日本のスポーツクラブでも様々な名称で行われていますが、その中のどれほどのインストラクターが格闘技・武道を理解し愛しているのでしょうか?しゃべれない英会話教師に英語を教わったり、「寿司を食べるのは大好き」な素人が握ったお寿司を好んで食べたいと思う人はどれほどいるのでしょう?

「キックボックス・フィットネス」では出来るだけ多くの方に「本物」を知っていただきたいと考えています。そのためにブルー(青)、ブラウン(茶)、ブラック(黒)の帯を発行する認定制度を設けています。現在全国にブルー約100名、ブラウン約10名の認定インストラクターが登録されています。
筆記と実技の試験があり、徐々にレベルアップしていけるように設定してあります。
そして受講希望者は事前にマニュアルやビデオで学習し、また年に3回開催されている養成コースを受講し、認定試験に臨みます。

キックボックスで「動ける身体」に!
キックボックス・フィットネスを通して私は「武道」の精神を少しでも多くの方に伝えたいと考えています。しかしそれだけではありません。様々な格闘技・武道だけでなく、ダンス、エクササイズ、スポーツの動作を分析しその中から日常生活動作も含めて有効だと思われるものを抽出しプログラミングしました。目的はズバリ「動ける身体」を作ること。
それは武道家・格闘家だけでなくアスリート、ダンサーから一般成人、シニアの方々まで、必要不可欠なものであり、競技成績や運動動作の向上、腰痛や肩こりと言った不定愁訴の改善まで幅広い効果が得られます。そして日常での姿勢や歩き方が変わり、美しい立ち振る舞いが出来るようになるのです。
そしてそれを身につける課程において、自分の心と身体を冷静に見つめる洞察力と、ただガムシャラではなくでもきついポイントを乗り越えていく強い精神力を身につけることが出来ます。
ですからあらゆるフィットネスレベルの方たちに取り組んでいただきたいエクササイズプログラムなのです。
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