硬式テニスの秘密 本文へジャンプ

  「ラケット選びの概要」に戻る

フェイス面積100インチ
フレーム重量300g〜275g

100インチで315gでは重過ぎて使えない人のためのラケットスペックです。
このスペックは、市場性が高いので各ラケットメーカーが必ずと言って良いほど作っているスペックです。

(300g)
HEAD Extreme MP 2.0
 フェイス面積 100in     
 重量 300g
 バランスポイント 320mm
 フレーム厚 24-26-23mm
 ストリングパターン 16×19
Extreme Pro 2.0の軽量モデルです。
反発感が高いが、反発が落ちない程度のホールド感があり、早いスイングでは反発しながらも球に回転がかかりコートに収まりやすいという特徴は重いモデルと一緒ですが、球が軽くなります。
重いExtreme Pro 2.0が使える力があるなら、重いほうがトータルバランスは高く感じますがスイングできないと使いにくく感じるので、そういう人にはこのモデルの方が良いかもね。

Babolat PURE DRIVE
 フェイス面積 100in     
 重量 300g
 バランスポイント 320mm
 フレーム厚 26-23mm
 ストリングパターン 16×19
PureDriveRoddickの軽量モデルです。
1999年に日本で発売されて以来、爆発的に売れてきたラケットで、100インチ、300gのラケットの規格を社会に浸透させた影響力が高かったモデルです。
私の使ったイメージでは、よく弾く反発力が高いというところでしょうか。
私は個人的には飛びすぎて抑えきれないのであまり好きではありませんでした。
とにかく球のスピードで勝負したい人には良いかもしれません。
女性も使っている人が多いモデルですが、重さが300gをはるかに超える物が多くあるので、女性は300gの物を時間がかかっても探したほうが良いと思います。個人的には女性にはおすすめしませんが。

Babolat AEROPRO DRIVE
 フェイス面積 100in     
 重量 300g
 バランスポイント 320mm
 フレーム厚 26-22mm
 ストリングパターン 16×19
ナダルのモデルです。
初期型は癖があって使いにくかったのですが、コアテックスがついてからは打ちやすさも加わり、バランスが良くなっています。
個人的にはPURE DRIVEよりもAEROPRO DRIVEの方が好きですが、初期型を以前使っていて使いにくかった頃の記憶が邪魔をしてどうしても手を出せないモデルです。
PURE DRIVEよりは飛びが抑えてあり、しっかり打ち込めそうなので、中厚が好きなら一度試打してみてもよいと思います。

YONEX RDiS 200
 フェイス面積 98in     
 重量 300g
 バランスポイント 320mm
 フレーム厚 22-20mm
 ストリングパターン 16×19
300gのラケットは一般的に中厚のモデルが多い中、このラケットはとてもバランスのよいモデルだと思います。
飛びすぎず、飛はなすぎず、ホールド感もほど良く、球をつかむ感じもほど良い感じと思います。
100インチくらいのフェイス面積のラケットは中厚の24mm前後の厚さが多いと思いますが、22−20mmの厚さのラケットはまた違う使いやすさがあります。
こうゆうラケットの方が技術的には向上しそうな気がしますがいかがでしょうか?
高校一年生の男子の初心者でしっかりした基礎技術を習得したい人には良いかも。社会人女性のシングルスプレーヤーで、ある程度の技術がある人なら使いやすく感じるかもしれません。
また、このモデルはHGという320gの規格もあるので重いラケットが好みの人はそちらをどうぞ。

YONEX VCORE 100S
 フェイス面積 100in     
 重量 300g
 バランスポイント 320mm
 フレーム厚 24-22mm
 ストリングパターン 16×19
個人的にけっこう好きなラケットです。
100インチ300gの中厚モデルの中では飛びは抑え目です。
中厚モデルは軽く球を反発させてしまう感じのものが多いのですが、そのようなラケットと比較すると打ち応えがあり、球の回転もかかりやすいです。
球の飛びはストリングの設定でいろいろ変えられそうです。
ちょっと癖がありそうですが、ストリングの設定が使う人に合えば中級位の人からオールラウンドに使用しやすくなりそうです。
またスペックも厳しすぎないので幅広い層の人が使用できそうです。

YONEX EZONE Xi
 フェイス面積 100in     
 重量 300g
 バランスポイント 320mm
 フレーム厚 24.5-26.5-22mm
 ストリングパターン 16×18
VCORE 100Sより、楽に球の反発が得られ、打球感も柔らかめですが、打ち応えもある程度あります。フレームがちょっと厚くなって横糸が1本少ない効果もあるのかな。EZONEシリーズは反発があるシリーズですね。VCOREシリーズより楽に球が飛びます。
これだけ反発があれば、重ささえ問題なければ女性でも使えそうな気がします。
性能のバランスがよいラケットと思います。

Prince EXO3 Harrier 100
 フェイス面積 100in     
 重量 300g
 バランスポイント 320mm
 フレーム厚 24-26-22mm
 ストリングパターン 16×19
癖が無く、オールラウンドな使いやすさがあり、反発とホールド感と喰いつき感(打ち応え)のバランスがまとまっている感じ。フレームに穴が開いているのでラケットを縦振りしたときの振り抜きが良い。スピンも自然にかかる感じ。
衝撃も少なく、コントロール性も飛びの割には良いです。
昔のO3はホールド感が高すぎて好きではなかったのですが、このラケットは中厚が好きなら試打してみてもよいかも。
男性でも女性(300gが重くなければ)でも使いやすく感じるラケットと思います。

WILSON JUICE 100
 フェイス面積 100in     
 重量 304g
 バランスポイント 320mm
 フレーム厚 25-26.5-24mm
 ストリングパターン 16×18
一般の女性で100インチ300gを使いたいなら、このラケットがおすすめかも。
フレーム厚も少し厚めで横糸も18本と少ないので球の反発が得やすそう。
振らなくても飛んじゃうモデルではないので、ある程度のスイングは必要ですが100インチ300gの中では若干飛びが優れている感じ。
基礎体力が高い女子中学生や高校1年生なんかが向くような気がします。

WILSON PRO OPEN 100
 フェイス面積 100in     
 重量 299g
 バランスポイント 320mm
 フレーム厚 23-26-21mm
 ストリングパターン 16×20
週に1回から2回、テニスを楽しんでプレイする社会人男性が100インチ300gのラケットの中で一番バランスが良く使えるモデルではないかと思っているラケットです。
反発は結構あるほうですが、(横糸が1本多いせいか)ある程度コントロールも利きそうな感じで球を打っていて不安な感覚が少ない気がします。
これだけ反発すれば守備的ショットの成功率が高いし、ボレーもかなりやりやすいと思います。
球離れは速めでフレームのしなりはあまり感じませんので、ホールド感が高いタイプをお好みの人には合わないかも。

HEAD YouTek IG Instinct MP
 フェイス面積 100in     
 重量 300g
 バランスポイント 23-25-21mm
 フレーム厚 320mm
 ストリングパターン 16×19
安心感のある球の弾き感が良い印象です。
ホールド感はそんなに高くないが、すっ飛んでいく感じでもない。この重さが問題ないなら女性でも使用できそう。
以前WILSONが作っていた[K] TOUR 105と[K] TOUR 95の中間位の感じかな。
ある程度スイングできる人の方が合いそうな気がします。

SRIXSON REVO V3.0
 フェイス面積 100in     
 重量 300g
 バランスポイント 320mm
 フレーム厚 23-26-21mm
 ストリングパターン 16×19
100インチ300gの中では、YONEX VCORE 100Sに近い感じだと思います。
VCORE 100Sよりは若干癖が少ない気がしますが、100インチ300gの中では、飛びは抑え目な方ではないかと思います。
慣れれば、普通な100インチ300gという感じで使用できると思います。




このページでは300g〜275gの紹介のはずが、300gのラケットがあまりにも多いので300g未満は別のページに掲載します。

300g未満のページへ移動