町議会では 2泊3日の計画で 福岡などの行政の先進地を視察研修しました。
9日 各委員会別視察
厚生文教委員会:福岡県三輪町 生涯学習複合施設について
建設経済委員会:唐津町駅舎エレベーター、エスカレーター設置事業について
総務委員会:芦屋町ごみ袋の有料化および政治倫理条例の制定について
10日 合同視察 佐賀県牛津町 駅前総合開発整備事業 および町づくり会社について
11日 長崎市 原爆記念館 その他 文化観光施設の視察研修
このうち 私の参加した三輪町 『 めくばーる 』 について 概要を報告します。
「めくばーる」 とうのは 町のシンボルともなっている 目配山 から 採った名前で 文字通り 目配り 気配りを 大切にして 人づくりは町づくりを 目標にして つくられた生涯学習複合施設であります。
この施設は 既存の中央公民館や働く婦人の家 また学童保育所とも隣接し、学習館 図書館 町民ホール 健康福祉館 老人福祉センターの五棟からなり 総面積は約2万4千u です。各施設とも 高齢者や障害者の利用に配慮し 屋根つきの廊下で結ぶと共に あちこちに木陰やベンチなどが確保され 自然との調和が図られています。 隣接施設との連携・相互融合も 重要な視点で 乳幼児から高齢者までが互いに交流を深められる施設となっています。 平成10年 35億円の町費を投じた施設ですが,当初の期待通り 公民館 図書館などが共催する絵画,英会話 パソコンダンス 陶芸などの20種の講座 お菓子 ちぎり絵 ガーデニングなどの40団体、老若男女の活動拠点となっています。そして町民ホールを使った舞台発表や小コンサート、さつき展など広く町民に利用され親しまれる場所になっています。
使用料は 和室・会議室などで 半日単位に 400〜700円程度 450人収容のホールは 平日3000円 日曜5000〜7000円であります。 〈部外者割増〉
管理運営を担当する教育課長より 説明を受け 各施設を視察しましたが、 それぞれ施設・利用状況とも 円滑 効果的に活用され 『住民参加の町づくり』 『めくばーる三輪生き生き町づくり』 の姿が随所に現れておりました。 図書館を視察する頃には 午後3時を回っておりましたが 児童がたくさんいたので尋ねた所 学童保育の児童が 読書に来るとのことでした。また高齢者や 御婦人のグループもいくつか見かけました。高齢者と子供たちと 意図せずに交流が図られている姿に接し 複合施設の大いなるメリットを確かめる事が出来ました。 また栗橋町でも 実施を計画している「土曜樂校」 要するに生涯学習ボランティアの募集なども行っておりましたが、 これらの複合施設を創造的,自主的に活用する体制が確立した時、三輪町はすべての町民が 生き生きと自己実現を図れる すばらしい町になることでしょう。
他の文教厚生委員6名と共に視察した意義を生かし 今後 我が栗橋町を 文化の薫り高い活力の有る町に育てるよう できるだけの努力をしたいものと 覚悟を新たにした次第であります。
平成14年7月12日 栗橋町議会 厚生文教委員 篠崎義夫