厚生・文教常任委員会視察研修報告

     子育て支援の先進地に学ぶ 

10月25日 厚生文教委員会では 徳島県藍住町役場を訪問し、子育て支援「保・幼一元化」について視察研修を行いました。研修会においては 町長・議長をはじめ、関係職員が多数出席し、我々の質問に、最後まで熱心且つ丁寧に答えられました。

 藍住町は 吉野川に育まれたまちで、明治時代には全国に良質の藍玉を供給し、伝統的な産業として住民の生活を支え、潤してきた町です。近年は肥沃な地味と水利に恵まれた条件を生かし、全国有数なニンジンの産地となっています。同時に徳島市の近郊として若い通勤者の数も飛躍的に増大し活気にあふれている町です。

 自然環境 花と緑の住みよい環境整備・憩いのあるふれあい活動
 教育文化 ふれあい豊かな地域住民のための教育文化の整備
 健康福祉 人にやさしい健康福祉の町づくり

各分野で 上記のような鼓動計画をたて 住民参画による町づくりを進めていました。

 学校教育においては特に奉仕、体験活動を通して他人を思いやる心や汗をかくことのできる人づくりを目指しています。また放課後の子供たちのために幼稚園では預かり保育、小学校では児童館で自学自習や健全な遊びの場を提供しています。町立の保育所3所 幼稚園4園 それに各地区に児童館計8館が設置されており 模範的、理想的な子育て支援体制が確立しておりました。

 特に幼児教育については 保育所(0〜3才)と幼稚園(4〜5才)が、密接な連携を図りながら望ましい子育て支援ができるようにしています。幼稚園では、働く保護者のため 降園後も月額3500円で 預かり保育を行っており 敬服しました。

 8つの児童館のうち4館は自由来館型、残りの4館は自由来館に加えて 学童保育も行っています。自由来館は 午前8:30より午後5時まで無料で利用でき、幼稚園未満は保護者と同伴して 思いっきり遊び、自然とふれあい 友達と交わる経験を育んでいま  す。学童保育では放課後、児童館の施設を利用して、指導員とともに集団で自主的な楽しい時間を過ごすようにしています。これらを通じて 特に感銘を受けたのは、各地区の「老人憩いの家」と連携し、高齢者が子育てに参加しており、地域の教育力を生かした活動が推進されており、まさに地域全体で次世代の子供を育てようとする模範的な町という感想を持ちました。

(副委員長 篠崎義夫)


安心して子育てのできる栗橋に

この度栗橋でも 南栗橋地区に 幼稚園が設置され、同時に子育て支援センターが併設されることになったのは 大きな前進であります。 しかし 藍住町に比べると まだまだ多くの点で遅れが指摘されます。 児童館 老人憩いの家の各地区への設置は すぐにでも取り組んでもらいたい課題ですが、それにはムリ ムダ ムラをなくすビルド$スクラップが必要です。