山縣洋建築設計事務所
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周囲の豊かな自然と完全に囲まれた安心できる内部との間に、いくつもの異なる空間の質をもつレイヤーを設定し、それらがゆるやかにつながっているような状態をつくりたいと考えた。山から連続するように庭に貫入した丘、モミジの木の下のテラス、リビングとダイニングの間の中庭、テラスに飛び出したバスルームなどがそのレイヤーを逸脱することによって領域の境界はあいまいになり、混沌とした状態が生まれている。
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