花追い人 ・ 旅語り
  〜 北海道 〜

 



たどり着いたのが別海町。広大な牧場に、ぽつんぽつんとピンクの桜が咲いている。
この辺りは日本で一番開花がゆっくりなので、本州の桜をぜーんぶ見終わってからでも間に合う。

別海町のバスターミナルの建物内には小さいながらも畳のスペースがあり、ちゃぶ台とテレビが置いてある。5月の北海道は夜になると結構寒い。ここはあったかいので、私は撮影後、このちゃぶ台で日記を書いたり、久々にテレビをみたりしてくつろげた。
(意外と旅の途中はテレビを見れる場所が少なく、ひと月近くテレビを見なかったりすることもある。大きな温泉施設ならテレビはあるがチャンネル争いを覚悟しなければならない。たいがいは声をかけづらい強面のオジサンの見てる野球とか耳の遠いお年寄りの見てる大音量の一件落着ドラマしか見れない。時には「これを見るまで帰らない」とお母さんに駄々をこねてる子供向けの番組にチャンネルを変えられてしまったりもする。(でもこれが結構面白かったりして、その子がお母さんに引きずられるようにして帰った後も見入ってたりするが。)ここはみんな直にバスに乗って行ってしまうから、チャンネルは思いのまま
夜も9時半頃まで開いているのでゆっくりできる。ただしこの辺りのスーパーは夜7時に閉まるので、まず買出しをして温泉に入って、寝る前のひと時をここでのんびりするのだ。(北海道にやたら多いコンビ二のセイコーマートはもう少し遅くまで開いていたとおもうが、私はスーパー派なので。その訳はまたいつか)

別海では「コレッ」という名物は食べなかったが、スーパーで蛸やホタテやギンガレイ縁側付きのお刺身が、一人分それぞれ100〜200円で買えてしまうのが嬉しい。
温泉は郊楽苑(10-22時 ¥500 休憩室あり 01537-5-0711 )がある。他、公衆浴場清乃湯(15-21時 日休み ¥360)

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