「佐賀」という歌がある。「田んぼばかりで、まるで弥生時代」「めぼしい建物がないからバス停の名前が山田サンち前」「キャッチフレーズが佐賀を探そう」など佐賀の田舎性を強調した歌でかなり面白い。でも私が知る限り、大通りにはジャスコもカメラのキタムラもファミリーレストランもあって便利だし、田舎の方でも、歌になるほど町から隔絶されているわけでもない。有田焼きをはじめとする焼き物は素晴らしく、ひさびさにマダム気分にひたれたし、そうかと思うと道の駅では一袋200円位で美味しいミカンが山ほど買える。ガソリンも安いし、道も走りやすいし、かなり快適な地域だった。なんといっても絵になる桜の密度は九州一だと思う。九州で唯一、桜が人間に可愛がられ大切に守られてきた印象をうけた県であった。 (上写真:神崎町) |