世界の中心らしい場所
・・・オーストラリアの写真がまだ全然整理できてません。画像はおいおい追加していきます・・・

オーストラリアです。大変でした。

南欧、モロッコ、アジアの一部などなどを放浪した中で、一番言葉で困ったのが、英語が母国語のオーストラリアだった。
私は日本語以外は堪能でないが、英語はしつこいほどの学校教育のおかげで、それでもまだ「聞き覚えのある言語」だった。英語が苦手な日本人でも、「ディス イズ ア ペン」と言われれば、ペンのことを話してるとわかるし、イエスとノーはわかるし、マネーとかルームとか知らないうちに聞きかじってる単語は多い。言語を知らないという事はそういう単語すら見当がつかないから、英語圏以外ではもっと大変なはずだったのだが、これが意外となんとかなってしまった。

なんとかならなかったのはオーストラリアである。

しかし既に「言葉なんか通じなくても大丈夫」と変な自信を持ってしまっていた私は、何も考えずに気軽に旅立った。


テナントクリーク オーストラリア
テナントクリークで見かけた道路標識


ところでオーストラリアにはワーキングホリデーを利用して、20歳前後の日本人がたくさん滞在している。彼、彼女らは最初東部のシドニー〜ケアンズにある日本人相手のレストランやショップでアルバイトをしながら青春を謳歌する。周りは同じ年頃の日本人なので、日本の大学生のような毎日らしい。ここでお金と情報を集めて、最後の数ヶ月でグレハンバスを使ってオーストラリア一周して帰国する。

ワーホリ組は、バイト期間に名実共に魅力的な観光地情報を仕入れる。大陸一周のことをラウンドと呼ぶが、ラウンドの最中も出会った人同士で(卒業の時にみんなに書いてもらう一言ノートみたいな)ノートに記しあう。そこで知り合いが知り合いになったり、噂話で盛り上がったり、裏るるぶのような情報が出回ったり、色んなドラマがあるらしい。

そうやって大多数の人はオーストラリア東部を出発点にして、メルボルン、アデレートと南下、西部を廻るならそこから西の拠点パースへ行き、沿岸沿いを北上してブルーム、ダーウインへ。そこから大陸を真っ二つに縦断するように南下して、オーストラリアのど真ん中、「地球のヘソ」とも言われるエアーズロックへ行く。
要領よく行きたいなら、そこからは飛行機でケアンズへ飛び、東部へ戻る。何が何でも土の上で移動したいなら・・・う〜ん、どう廻ったらいいか、わからんなあ。やっぱり難しい・・・

エアーズロック ウルル
世界最大級の一枚岩エアーズロック
頂上への登岩はかなりハードで、この日も心臓麻痺で運ばれた人がいた。


なんといってもエアーズロックが曲者で、オーストラリア一の観光名所、エアーズロックが、大陸のど真ん中にポツンとあるため、要領よく大陸一周ができないのだ。
だからここだけ飛行機を利用する人も多い。そのほうがかえって経済的だったりするのだ。

既にバイトや合間の小旅行でグレートバリアリーフやゴールドコーストなどの人気ビーチを満喫したワーホリ組のラウンドの目玉は、なんといってもナウシカの「風の谷」と西部の大自然だろう。日本人の間では男女を問わず、「ジブリ巡り」が流行っていて、オーストラリア各地にある宮崎駿男アニメのモデルとなった場所が大人気だった。その代表格が風の谷、ほかにも魔女の宅急便のパン屋さんのモデルになった店やら色々あるらしい。

風の谷 オーストラリア
「風の谷のナウシカ」のモデルになった場所
約7km 4時間かけて奇岩群の間を歩く。


〜〜〜次ページへつづく〜〜〜

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