-reference- サマータイムの夕方



カンポ・デ・クリプターナの風車

月とネルハの海
南欧の昼がこんなに長いとは想像もしなかった。夜暗くなるのは9〜10時、朝は7〜8時に明るくなる。明るいうちは行動してしまう勤勉な一日本人の私としては、その現実に対応していくにはちょっと手間がかかった。 夢中で撮影して日が落ちてから時計をみて唖然とはするものの、なかなか素直にシェスタ(昼寝)する気にはなれず、一日中がんばっていたらフラフラになっていた。郷に行っては郷に従え。彼らは怠け者で昼寝してる訳ではないのだ。
このシェスタの習慣は有名だが確かに昼の2〜5時はどこの商店も閉まる。夕方再開するが夜7時位には閉まってしまう。だけど7時といってもまだまだ明るい。明るいからうっかりと油断する。移動の多い旅なので飲み物は少しずつ買うことにしてるから、アッと気付いた時にはペットボトルはカラカラ。仕方なくBARに行って、水やジュースもなんだからとついセルベッサ(生の地ビール)を頼んでしまう。日本じゃビールは水っぽくて飲めなかった私だが(アルコールが弱いという意味ではなく、お腹がチャプチャプになる)カラッと暑い南欧ではさすがに出る汗の量が違うのかビールがものすごく美味しい!生まれてはじめてビールを飲むオジサン達の気持ちがわかった。(ちなみにBARは12時頃まで開いてる。朝もカフェとして早くから開ける店が多い。一体彼らはいつ休んでるのだろうと感心する。)

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