千本えんま堂で5/1から4日まで催される狂言は、台詞があるため、初心者でも分かりやすく楽しめます。 初日は「閻魔帳」、最終日は「千人切」という演目が決まっていますが、あいの日には色々な演目が用意されていて、中でも「土蜘蛛」は人気のある演目。鬼が掌から放つ蜘蛛の糸は、派手さも見事ですが、これを持ち帰るとお金が入ってくるとか厄除けになるとかで、私も夢中で集めました。 同じ時期に神泉苑でも狂言が催されているのですが、こちらは無言。撮影も禁止です。(えんま堂は撮り放題です。ありがとうございます。) さて神泉苑の狂言でも「土蜘蛛」はあり、おおよそのあらすじは同じですが、主の描写などが微妙に違います。ミーハー的にいえば、主がかっこいいのは神泉苑、色白の若武者風のこちらの主は「お酒に酔ったところを襲われてしまう」そうですが、えんま堂の主は登場時にはすでに「呪われての病身」だそうで、顔色も表情もそんな感じです。ただ、台詞があるので、とてもわかりやすく、初めてでも抵抗なく見れてしまいます。 神泉苑の舞台は二階式になっていて、鬼や家来が飛び降りるシーンもあり、迫力あるのですが、舞台と客席が離れているため、蜘蛛の糸がGETしにくいのがタマにキズ。 他にも、色んな演目が用意されているので、4日の間にそれぞれ見比べてみてはいかがでしょう。 撮影メモ: 千本ゑんま堂大念佛狂言 【 京都市登録無形民族文化財 】 5月1〜4日 ※昼・夜 冬(節分)は堂内での公演だが、この季節は野外に舞台を設けての公演となる。地元の方でけっこう混む。「最前列で見たい」とか贅沢を言わなければ、場所取りの必要はないが、撮影するつもりなら、最前列か2列目までは確保したい。(少し見上げるアングルになる) または後ろから脚立での撮影となる。立ち見の人も結構いるので、2段以上の脚立が望ましい。後ろからの場合、夕方はもろに逆光になる。ストロボを上手く使えば、これも面白い。 ※ 5月1日、2日は夜7時公演のみ。 3日、4日は昼夜公演あり(1時と6時頃) 無料 詳細問い合わせ先: 075-462-3332 35ミリサイズのフィルムのため、スキャンの精密度が低い&かなりの枚数を掲載していくことが予測されますので、このコーナーの画質は少し落としていきます。ポジ原版をご覧になりたい場合は、ご連絡ください。 他に、2009年撮影のEOS5DのRAWデーター有り |