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新野地温泉の相模屋旅館。この辺りには「新」野地温泉の他に野地温泉というのもある。それぞれの宿の歴史は知らないが、温泉の雰囲気としては、名前に反して「新」野地温泉のほうが、「昔からあるまんま」な感じがする。上画像の不器用そうな作りの木道も味があるし、野天風呂も大自然の中に、ポンって湯船だけ作った感じ。野趣溢れる・・・と書くとたいそうだけど、その「野ざらし感」は、人の手の温かみも感じられる秘湯としてお薦めできる。 |
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木道を行くと、まず左に曲がって男性用の野天風呂、曲がらずに真っ直ぐ行くと、女性用の野天風呂に着く。乳白色に濁ったお湯が、木造の湯船に溢れる。新野地温泉には内風呂もあるのだが、醍醐味はやっぱり野天風呂。特に女性用野天風呂の周りには何にもない。大空の下、ゆったり、のんびり浸かれる。時々、風に乗って、噴煙の白煙が吹いてきて、一瞬視界が悪くなる。もちろん熱くないし、「まさに温泉」な感じで面白い。
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男性用野天風呂は木道を少し下った所にあり、目隠しに木枝で作った柵がある。これもまた味がある。 女性用の内風呂は私の好きな木造小学校系。木の床、ゆがんだ窓ガラスがノスタルジックな雰囲気をかもしだしている。 新野地温泉の近くには、ずらりと名湯、秘湯が並んでいる。前述した野地温泉の他にも、鷲倉温泉、赤湯温泉、少し離れて幕川温泉。裏磐梯や浄土平にも近いロケーション。温泉も撮影地も満載なのに、今まで来たことなかったのが不思議な位。 |
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