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名宝とお無味商人の業績、日本酒の不思議に出会う旅

 3月2日赤いボンネットバスで巡るバスツアーに参加しました。
 JR彦根−彦根城博物館−永楽堂「尼子工場」(仏壇や)―多賀大社−竹平楼(昼食)―豊会館(豊郷町)
 ―藤居本家(酒蔵見学)―かんぽの宿(彦根)温泉入浴
 朝は曇っていたけど、暖かくて素敵な旅になりました。


JR彦根駅に着くと赤いポンネットバスが待っていた。
ほぼ満席に近く20人ぐらい、バスガイドさんと
運転手さんと愛知川町の観光課の職員の方がいました。
バスの製造は昭和41年でした。
まずは彦根城博物館です。
井伊家の所蔵品を見学しました。
左の写真は博物館の庭園の梅です。
ちらほらでした。
庭のさんしゅの木です。
中に能楽堂がありました。
能面や、能衣装、陶器など
それなりにおもしろかったです。
お茶席にと思ったのですが。
時間がありませんでした。
彦根城の梅林も蕾かたしでした。
池にはカルガモや白鳥が泳いでいました。
次に行ったのは仏壇屋さんの工場です。
仏壇を作るには七職に分かれて仕事します。
塗り師、木地師、宮殿師、彫刻師、飾り金具師
蒔絵師、金箔押師です。
工場というよりアトリエのようでした。
それぞれのパートに分かれて作業しておられました。
細かい、根気のいる仕事です。
仏壇が高いのがなぜかよくわかりました。
新しく作るのはもちろん洗いといって古い仏壇を
新しいものにする作業もありました。
若い人もいました。
おみやげに匂い香を頂きました。
次は多賀大社です。
御酒の横にサントリーの樽が上納されていました。
ここでは絵馬に「健康で山にいっぱい行けますように」
と書いて奉納しました。
お多賀さんになってちょっと遊んでみました。
ここでは糸きり饅頭が名物がそうです。
運転手さんおすすめの多賀屋さんで
お茶と饅頭食べました。
あっさりとおいしかった。
太鼓橋で命です。不安定でこわかった。

この後昼食で愛知川町の「竹平楼」さんで
お弁当を食べました。
明治天皇さんが泊まったといわれる
由緒ある場所だそうです。
鯉の卵の飴煮がとてもとてもおいしかった。
ほっぺたが落ちそうでした。
女将さんが素敵な人でした。
お昼から小学校の建てかえ問題で有名になった
豊郷町の豊会館にお邪魔しました。
お茶と黒飴で迎えてくれました。
例の小学校は近江商人伊藤さんの
寄付で67年前に建てられたものだそうです。
右の写真は彦根屏風です。
きれいな人物画でした。
庭も由緒あるものです。
金のなる木に花が咲いていました。
地元ではボランティアで町の
歴史を守っておられるようです。
今回のツアーは町おこしのひとつでもあるようです。
郷土を大切にという気持ちが伝わってきました。
最後は愛知川の藤居本家の酒蔵の見学です。
今日お世話になったボンネットバスです。
乗り心地はイマイチですが。
走っていて目立ちます。
エンジンの音がうるさくて
ガイドさんの話も聞き取りにくい時がありました。
でもかわいいでしょ。
米を蒸す釜と甑です。
すごく大きかったです。
ここの当主さんは92歳のおばあさんで、
案内してくださった方は「私はただの息子です。」
とご挨拶なさっていました。
地酒ということで近江の米と愛知川の地下水で
作っていると誇らしげに語っておられました。
「琵琶の舞」はあっさりしていて私も利き酒しました。
フルーティな味でした。
ホウロウノ大きな容器には
お酒がいっぱい入っています。
この容器からくまれた新酒はおいしかった。
帰りに500gの酒かすと720mの酒が
おみやげでした。
るんるんです。
ここはNHKの「あまからしゃん」の
ロケに使われた酒蔵です。
藤居本家の庭に咲いていた紅梅です。
いい香りがしました。

最後に湖岸道路を通って琵琶湖を眺めながら
かんぽの宿に行きます。
まだ鴨が浮んでいました。
かんぽの宿では展望風呂の温泉にゆっくり浸かりました。
遠くに伊吹山が見えました。
雪が少なくなっていました。
充実した素敵なバスのたびでした。

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