ヘタレ艦長のへタレ海戦記。
序章


●第1種接近遭遇(2002.1月頃)


世の中にはネットゲームなるものがあるらしいが、私には全く無縁であった。だってなあ、RPG興味ないし。
それに、「ある事象に関する一考察」でも書いたが、私のPCはフリーズマシンである。そんな状態でネトゲなどしようも
のなら、


   「あれ、ulyssesさんまた落ちました?」
   「またですか?」
   「ヘタレですね」
   「へタレですな」


などという評価を受けるのは必定。
よってネトゲなぞやらん。


●第2種接近遭遇(2002.6月半ば)

ワイヤレスからワイヤード(LANケーブル7メーター)に移行してフリーズとは無縁になったある日。
NavyFieldを知ったのは、とある雑誌であった。


   オンライン・海戦バトル。


 ほぅ、ネットで海戦ができるのかい。これは軍ヲタとしてはやってみてやらんでもないな。どれ、公式HPをチェック。


    クローズドβ。現在停止。


 なんじゃあ、止め止め。


●第3種接近遭遇(2002.8月半ば)

ん〜、そおいえばNavyFieldなるネトゲがあったような、8月からオープンβだったような。
どうなっておるのかのう。


   現在オープンβテスト中。


 ほお。タダかい。んじゃぁ、ちょっくらやってみようかな、と。
 まずはGS24に登録してIDを発効かい。IDは無論ulyssesで・・・・・・駄目ですか。使われてますか。これは困った。
 英国巡洋艦で、覚えやすい艦名って、なんかあったっけ?
 ん〜
 ん〜
 ん〜、ダイドー級ってことでbellonaに決定。いいんだ。解る奴だけ解れ。
 してクライアントとパッチを落として、うりゃ。


   ぱっぱぱーっぱぱー、ぱららー、ぱっぱぱーぱぱー

 おお、なんか格好いいぞ、オープニング。
 ふむふむ、まずドックで船体(フリゲート1)を購入して、武装を取り付けるのだな。
 なんか大砲が一杯あってよく解らぬが、一番上の3インチ砲にしておけば間違いはなかろう。
 ちなみに艦名は「MBF EXETER」である。UlyssesはDidoを買った時につけるのじゃ。
 しかしなんだな。MBFはともかく、FFのくせしてEXETER。ま、いい。
 いいんだ。俺は英国巡洋艦が好きなんだ。
 んで、バトル・エリアに移動して、各ルームに入室すればよいのだな。
 よっこらしょ。
 ・・・・・・・しばらくして、満員。
 レディーを押して、いざ出陣!
 では、海軍ヲタクの意地を見せてやろうかい。
 む!、敵艦発見!前方!
 「面舵一杯。左舷同航砲戦!」(←心の声)
 バシャ。(←敵弾が着水した音)
 「ふふん。そんなヘッピリ腰の弾なぞあたらんわ」(←心の声)
 「砲戦距離、1万!」
 ダメージ・ダメージ。(自艦に弾が当たると、教えてくれる)
 「初弾、撃て!」
 ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ
 「くそっ!遠いぞ。二つ引け!」(← くどいようだが、心の声)
 ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ
 「命中!よーし散布界に捕らえた。これで・・・・・・・」
 ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージダメージ・ダメージ・ダメージ
 ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ
 MBF EXETER 沈没。
 なんで?


●第4種接近遭遇(2002.8月末)

 むぅ〜。前回の敗北の原因はキー操作の不慣れが原因であった。
 ん?FFのみの自動照準機能ですと?
 なんだ、便利なものがあるじゃん。
 これを使えば楽勝よ。
 さあ今度こそ!






















 ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージダメージ・ダメージ・ダメージ
 ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ・ダメージ
 MBF EXETER 沈没。


 ガッデム。
 絶対に沈めてやる。1隻沈めたら、こんなクソゲーやるもんかい。


●第5種接近遭遇(2002.8月末)


 何10回目かの海戦にて、とあるFFとばったり出会う。
 すかさず同航戦。
 ひたすら3inで叩き合う。
 はたから見れば、FFの同航砲戦という、すげぇお馬鹿な戦いであるが、本人にとっては真剣である。
 ひたすら南下しながらボカボカと打ち合い、挙句にお互い座礁。
 それでも打ち合いながら、ようやく初の撃沈を達成。
 自艦の残りHPが100でも勝ちである。
 わっはっは。気分がいいなぁ
 直後に敵艦隊にフクロにされても。



 そんなこんなで、気がついたらハマッテしまっておった訳だ。
 「ユリ部屋」の更新を忘れるほどに。



 いやな事にまだ続く。