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夕顔運動三十年の歩み

1.夕顔運動のきっかけ

昭和五十七年清原英毅(世話人代表)は福岡市南区南大橋にて、酒店を営んで三年目だった。
商売も軌道に乗りご近所への感謝も込めて、夕方子供たちに早くお家に帰って欲しいという願いを込めて、童謡・唱歌のメロディーを時間にして四〜五分、流し始めた。

2.夕顔運動の発足

夕顔の花を育てれば、子供たちも夕方花を見たいと、楽しく帰宅できるのではないかと思い、小学校の一年生に夕顔の種を贈る事を考えた。
秋になってから地元紙で「夕顔の種を送って下さい」と呼びかけたところ、四百粒ほど集まり、翌昭和五十八年四月、地元の福岡市立筑紫ヶ丘小学校の新一年生141名全員に夕顔の種を贈る事にした。
校長先生が清原の申し出に快く応じてくださり、新入生宅を一軒ずつ戸別訪問して配った。

3.夕顔運動の趣旨

子供たちの健やかな成長を図ることを主眼に家庭での団らん、地域のふれ合い(声かけ)、命の恵、社会への貢献、長じてはふるさとの思い出になればという思いを込めて。

小学校の新一年生(の家庭)に、学校で「夕顔のタネ」を贈り、家庭で育て、うまくタネが採れたら事務局へ送り返して貰い、そのタネをまた、次の一年生に贈るという「夕顔の種子リレー」をすることで、二十一世紀を担う子供たちが心豊かに育ち、温もりのある地域・社会を創っていきたいと考えています。

4.具体的な活動

「新入学児童(の家庭)による夕顔の種子リレー」を行うため、リレーのバトンの役割を果たすべく、次のような活動を行っています。
@入学式時、新入児童へ「夕顔の種子」配布
A「ゆうがお新聞」発行(種子と一緒に配布)
B配布用セット作りのボランティア募集
C配布用「夕顔の種子」の回収
D活動のための募金活動
E支援者への報告

5.夕顔運動の広がり。

@昭和五十八年  
地元の筑紫ヶ丘小学校141名へ配布(前記の通り)

A昭和五十九年から  
福岡市全域及び福岡県内の一部市町村へ配布
夕顔運動の2年目は、福岡市内の新一年生全員に夕顔のタネを贈ろうと地元紙で呼びかけをしました。
この呼びかけは予想外の大きな反響を呼んで市の広報誌でも取り上げられ、多くの人たちが運動の趣旨に共鳴し、企業や団体からも支援の申し出を受ける事となりました。

B昭和六十三年から 
福岡県全域及び九州の一部の県に配布
昭和六十三年、福岡市でアジア太平洋博覧会が開催されるのを機に、福岡県下の新一年生全員にも配布しようということになり、併せて福岡県教育委員会の後援をいただけることとなりました。

C平成四年  
夕顔運動「十周年記念誌」の発行

昭和五十八年に、夕顔運動が十回(年)目になるので、この活動を皆さんに知っていただくため、記念誌を企画・編集・発行しました。

D平成五年から 
福岡県・佐賀県は全域、及び九州の一部の県に配布
佐賀県では、池田俊正さんを中心に、平成二年から夕顔運動が始まりましたが、支援の輪が年々広まり、平成五年佐賀県教育委員会の支援を得て、県下全員の新一年生に夕顔の種を配布することができるようになりました。

E平成十二年から  
福岡県・佐賀県は県下全域、長崎・大分・宮崎・鹿児島・沖縄各県は一部の地域の配布九州のあちらこちらから、夕顔運動に共鳴するので、参加したいとの申し出が続き運動が拡大していきました。

F平成十三年
北九州博覧祭が開催され、会場の一部に夕顔の花壇が設置され、多くの人が水遣りに参加しました。

6.夕顔運動二十周年記念事業(平成14年)

@世話人会での決定
福岡県下の小学一年生から六年生まで約30万人全員に夕顔の種を贈ろうということを決めました。
その他の地区は例年どおりです。

A発起人会の発足
大学教授や企業・団体の代表者など、夕顔運動にこれまでご理解ご支援して頂いた方を中心に、賛同を得て五十二名の方で発起人会がスタートしました。それぞれの立場でさまざまなご支援をいただきました。

B募金活動
企業や団体には、二十周年の趣旨を説明し、従来に増してご支援をお願いしました。
個人には、二十周年記念として、思い出の小学校や、夕顔の種を贈りたい小学校を指定していただき、スタートしました。

C種の発注

平成十四年に配布する種は平成十三年に栽培採種したものです。十三年の春には発注しておく必要があります。福岡県下の小学生全員分を含め40万名分注文しました。

Dハウステンボスの協力

◎ハウステンボスでは、同社の10周年事業として、児童800名分の夕顔花壇を作り、種をまきに来た子供と同伴者一人を無料で入場させてくれ、さらには、夏休み花が咲いた頃、花を見に来る子のため、優待割引券も特別に発行してくれました。

また、ハウステンボスは、同社のホームページ上で『みんなの「ゆうがお」成長記録』と題し、植栽から採取までの期間、毎週写真を入れて、公開してくれました。

E夕顔運動「ホームページ」の開設
平成十四年三月、出来るだけ多くの人に夕顔運動を知って頂く為開設しました。

F袋詰と発送作業
福岡県下で約30万名の小学生がいます。作業量は膨大です。児童一人一人分づつ例年通り袋詰めをしたり、学校単位で袋詰する作業もありましたが、新たな10のグループを加え延べ48グループが作業をしました。

G募金の集まり状況
最も懸念される事項でしたが、個人や企業・団体もそれぞれ二十周年ということで、努力してくれました。

◎個人は、978人の方が募金してくれました。従来にない人数です。
◎企業については、厳しい中で、他で節減出来るところは節減して、ご支援いただいたと理解しています。

二十周年記念事業は、福岡県下の小学生全員に種を配布し、計画どおり終了しました。

7.平成15年
従来通り、小学校の1年生に夕顔の種を贈りました。
福岡県・佐賀県全域・宮崎県の一部 他です。
 

8.平成16年度
従来通り、小学校の1年生に夕顔の種を約80,000名分を贈りました。
福岡県・佐賀県全域・宮崎県の一部 他です。

9.平成17年度
従来通り、小学校の1年生に夕顔の種を約80,000名分を贈りました。
福岡県・佐賀県全域・宮崎県・熊本県の一部 他です。

10.平成18年度
従来通り、小学校の1年生に夕顔の種を約85,000名分を贈りました。
福岡県・佐賀県全域・熊本県・宮崎県・山口県の一部 他です。

11.平成19年度
福岡県・佐賀県全域
熊本県・大分県・宮崎県・山口県の一部 他
約90,000名分を贈りました。

12.平成20年度
福岡県・佐賀県全域
熊本・大分・宮崎・山口各県の一部 他
約88,000名分を贈りました。

13.平成21年度
福岡県・佐賀県全域
熊本・大分・宮崎・山口各県の一部 他
約90,000名分を贈りました。

14.平成22年度
福岡県・佐賀県全域
熊本・大分・宮崎・山口各県の一部 他
約90,000名分を贈りました。

15.平成23年度
福岡県・佐賀県全域
熊本・大分・宮崎・山口各県の一部 他
約90,000名分を贈りました。
16.平成24年度
福岡県・佐賀県全域
熊本・大分・宮崎・山口各県の一部 他
約85,000名分を贈りました。