Xenopus Laevis アルビノ種 Bsic系統

品名 Xenopus Laevis アルビノ種 Bsic
規格 サイズ 価格(税含/円) 備考
♀・メス  成熟体 80g前後 1500 生後2年以上経過
♂・オス 成熟体 40g前後 1500 生後2年以上経過
子ガエル ご指定サイズ 300 ♂・♀指定不可
オタマジャクシ ステージ指定可 200 要在庫確認/1匹より受付します。

黒(スタンダード)タイプより成長が遅いため、成熟
するまで約2年間かかります。このタイプも元は北大
近交系からの出のようで十数年前に別のアルビノ種
と掛け合わされ混血となりました。おおまかな系譜
はわかっています。その子孫を当方が譲り受け現在
に至っています。アルビノに関して私見(考え・思い)
なのですが、一般にアルビノと呼ばれている蛙にも
非常に幅があり、型があり、概念があいまいです。
アルビノはメラニン色素がまったくないかまた量が極
端に少ない状態で、全部位あるいは一部分がアルビ
ノ化すると私は理解していて、いろんな型があると思
っています。メラニン色素がまったくないのが一番分
かりやすくこれはどの部位(目は視覚上、赤にみえる。)も白色になります。メラニン色素が
極端に少ない場合は黄色がかった白色になりこれも一つのアルビノの型ということでしょう
養殖過程ではいろいろな変異体が発生・出現してきます。目の色の色素も抜けて赤っぽく
なれば完全なアルビノかとは思うんですが目の色素は抜けず黒目で皮膚だけが白色に
変異している個体もひとつの型のアルビノでしょうし、逆に皮膚は黒いが目だけが赤いとい
う奇妙なものもいます。こう考えればアルビノとひとくくりで言いますが実に多様な型がある
ということです。メラニン色素が少しでも残っていれば黄色がかったものや、くすんだよう
な白も出てきます。またゴールド色からピンクまでさまざまな色がありますがこれは交配回数
からの関係でしょうか(遺伝子が安定して落ち着くまでの過程で色にも微妙な変化がある。)
ですから市場に出回るアルビノの皮膚の色は微妙な所まで観察するとすべて違う。それぞ
れの型(系統)であり、交配回数、異系統間交配等でそうなると思います。ただ、黒い普通の
アフリカツメガエルだって良く見れば1匹ごとに色も模様も全然違うことを思えば当たり前と
言えば当たり前なのでしょうか。本当に遺伝と言うのは神秘的なものです。
卵も系統により黄色いものから乳白色、半透明までさまざま、おたまじゃくしの形もずんぐり
むっくりからスレンダーなものまで多様で興味がつきません。
アルビノについて感じるままに書きましたが、経験上だけの話ですから間違った表現もある
と思いますので参考程度でお願いします。                     ワタナベ増殖