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北欧写真館   バックナンバー2007年11月号

スミマセン。
フィンランド地図は準備中です

 第21回 トゥルク ・その1(フィンランド)

初めてフィンランドにやって来ました。

首都ヘルシンキからインターシティで約2時間、トゥルクTurkuに到着です。ヘルシンキ、タンペレに次ぐ第3の都市ですが、かつては首都として栄えたフィンランド最古の町です。

フィンランドは12世紀から18世紀までスウェーデンの支配下にあり、トゥルクはオーボÅboというスウェーデン名も持っています。18世紀以降のロシア支配で、スウェーデンに近いことを嫌い東のヘルシンキに遷都されたそうです。(ロシア革命の時に独立)

写真はトゥルク駅に着いたフィンランド国鉄(VR)インターシティ。車内のアナウンスはフィンランド語、スウェーデン語、英語の順でした。
そんな先入観のせいか(?)町並みもどことなくスウェーデンっぽいかも。ヘルシンキとはだいぶ違う印象です。スウェーデン系の住民も多くスウェーデン語人口も多いとか。

とは言え本来フィンランドは他の北欧諸国とは民族が違い、早い話ヴァイキングはいないのですが(笑)、よこしまな私はそれでもヴァイキングの面影を見つけて喜んでしまう。右の写真の建物は、たしか「ハラルド」とかいうヴァイキングのテーマレストラン。それらしいコスプレが期待できますが、訪れる時間はありませんでした。残念。
最新情報は載っていないのが日本で売っているガイドブックの常ですが(‘地球の迷い方(仮名)’とかね。でも愛用)これも未掲載の面白い博物館兼美術館。

「Aboa Vetus & Ars Nova(‘古きトゥルクと現代美術’)」といい町の中心のアウラ川沿いにあります。かつては個人所有の大邸宅で、補強工事のさなかに地下から中世の遺跡がごっそり出てしまったとか。
で、そのまま建物をかぶせて遺跡が発掘状態で見学できます。

これがなかなか面白いのであります。部分的にまだ発掘中ですし、ジオラマで古の暮らしが再現されていたり。(私はジオラマが大好きなので。^^;)
トゥルク大聖堂です。

西暦1300年に献堂されたトゥルクの歴史を語る建物です。
新しい都市ヘルシンキにはこういう古い建物はありませんから、古いもの好きの私にはこたえられません。(^^)
周りの広場とかも、どことなくルンド大聖堂を思わせるような。だからスウェーデンっぽいと感じたのかも。

あ、この‘写真館’でまだルンドも取り上げてなかったですね。いずれいずれ。(~_~;)
古い物好きはオシャレな中心街など目もくれず、野外博物館に走る。

シベリウス博物館など見た後、また大いに道に迷い、散々歩き回ってへとへとになり、もうあきらめようかと思った矢先にたどり着いたルオスタリマキLuostarinmaki手工芸野外博物館。
19世紀にトゥルクで大火があったそうで、そのとき焼け残ったルオスタリマキ地区が、現在野外博物館として整えられ、夏場は手工芸の作業風景が見学できる…ということなのですが、閉館時間ギリで訪れたため作業はやっていませんでした。

これまた残念。
スーパーでフィンランド名物「カレリアン・パイ」など買って夕食に。(←写真)
パリパリのパイ生地にライスなど詰めて焼いたスナックですが、とても美味しいです。

ささやかながらホテルに備え付けられた本場のサウナを体験。
熱した石に柄杓で水をかけてジューってやつ。おかげでこの晩はよく眠れました。(^o^)

訪れた日・・・2007年8月1日


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