★あらすじ
『はやぶさ新八御用帳(五) 御守殿おたき』 平岩弓枝


「赤い廻り燈籠」

 旗本・進藤織部正の側室・お三津が殺されました。奥を取り仕切るおもとは、殺したのは織部正の正室・吉江だと新八郎に言いました。


「御守殿おたき」

 永田屋光兵衛のところに滝の井という奥女中が訪ねてきて、光兵衛が十八年前に拾った女の子・おえいは、松平下総守のご落胤だと言います。殿に対面する費用が支払われますが、詐欺でした。  その後、お初が光兵衛の評判を新八郎に伝えます。  


「雪日和」

 松平周防守の嫡子・鶴之助は、粗暴な振る舞いが目立ちます。鶴之助は、生まれてすぐに生母と別れ、側室の藤世の方の子として育ったのでした。


「多度津から来た娘」

 郁江の実家の初釜の茶会に出席した新八郎は、京極家用人・塩津宗兵衛の娘・お千賀に目を留めます。お千賀は宗兵衛の妾腹の娘で、多度津から出てきたのでした。


「男と女の雪違い」

 大雪の日、新八郎は肥前守の叔母を見舞った帰り、お初に出会います。お初は、稽古に来るはずの辰巳屋の娘を探していました。


「三行半の謎」

 土屋家の屋敷に賊が入りました。賊の中に、三年前に本多家で将軍拝領の天目茶碗を盗まれた責めを負って浪人した江口兵吾の姿がありました。


「女密偵・お鯉」

 紀州家上屋敷の奥御殿で、金無垢の薬師如来像が紛失しました。お鯉が探索にあたることになります。


「女嫌いの医者」

 辰巳屋平治郎の料理屋へ行った新八郎は、岡崎藩の本多家の内紛の話を耳にします。帰りがけに新八郎は、医者の吉山宗典を見かけます。宗典は、今年の春に長崎から帰ってきたそうです。

1993.8 講談社/1996.9 講談社文庫 



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