初めて読んだのは、もう10年かそこれ前のことですが、素直に感動しました(笑)
国営放送ドラマ化記念で読み返して見ましたが、落ち着いて読むと、巧妙に複線が張り巡らされているのに気が付きます。
物語の軸になるのは、まず、文四郎とおふくの淡い縁、逸平や与之助との友情ということになるでしょうが、その他に藩(おなじみ海坂藩)の派閥の抗争、それに文四郎が剣の技で関わって行きます。
文四郎の父の助命嘆願の話、秘剣村雨の伝授と意外な人物、これらの一見何でもないようなエピソードがうまく効いて来ます。
何故か与之助も情報を拾ってくるのですね(笑)藤沢作品に毎度おなじみ(?)の色気美女タイプ(??)の女性(矢田未亡人)も登場します。
ドラマでは、文四郎が内野聖陽、おふくが水野真紀、文四郎の父は勝野洋、犬飼兵馬が荒井紀人でした。
好みはいろいろあるかも知れませんが、これで文句をいうと平岩ファンが怒るかな、という出来かと思います(謎)
(あの枠、藤沢作品はまあ良いが、平岩弓枝は・・(自粛))