動物医療カウンセラー養成講座のご案内

誠に勝手ながら、都合によりお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。


こんにち、多くの人々がペット動物(伴侶動物)を大切な家族の一員とみなすようになってまいりました。また、セラピ−動物や介助動物に支えられる人々も徐々に増えてきました。

しかし、動物とともに暮らす人々の増加にともない、一方で飼い主さんやユ−ザ−さんの間にさまざまな問題や困った出来事も起こってきています。
その飼い主さんやご家族に対して相談・助言・指導などを行なって困難や問題が解決・改善されるよう支援するニ−ドが生じてきました。

そのなかで、傷病動物や高齢動物などが適切な治療や看護が受けられるように飼い主さんやご家族を援助する活動が動物医療カウンセリングです。

動物医療カウンセリングの実践者を動物医療カウンセラ−といい、飼い主さんやユ−ザ−さんがかかえる心理的な悩みや社会生活を営む上での問題を地域の施設や種々のサ−ビス機関(社会資源)を活用しながら解決や調整をはかる手助けをします。

これが動物病院であれば、動物の受診・受療や入院・退院にあたって飼い主さんの社会的、心理的、経済的な問題を支援します。これはたとえば、動物が病気や高齢になったり、幼弱のために不安を抱く飼い主さんの気持ちを静めたり、仕事とペット動物の介護の両立に悩んでいる人にアドバイスをしたり、飼い主さんや周囲の環境が原因でペット動物に支障が起こったり症状が出る場合の対処であったりします。

また、ペット動物と快適に暮らせる住宅の解決に向けて援助をはかったり、治療費の支払いに困っている方に助言したり、先立つ高齢者の飼い主さんの心配(私が先に死んだら、遺されるあの子はどうなるの…?)の相談にのったり、そして大切なこととしてペットロスの悲しみに暮れる人々や、これから別れを迎える飼い主さんへの精神的ケアであったりします。

欧米では、ちょっと大きな動物病院に行くと獣医療カウンセラ−や獣医療ソ−シャルワ−カ−が勤務しており、動物とともに生活する飼い主(ユ−ザ−)さんに起こる種々の問題をサポ−トしています。

よって、今後わが国においても動物が人間に計り知れないほど大きな影響を及ぼすことが理解されるにともなって、この分野の重要性はいっそう認知されていくであろうと思われます。

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