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2002・7月 上海にて
    もう一人の孫娘は上海に


昌とマルセラの娘優香は今はまだアルゼンチンにいる。(閑話1・9・10)
もう一人の孫娘(華)は二男の昇と純子さんの子で去年の夏から上海にいる。
華は10月1日生まれなので、その日には中国の国中がお祝いするめでたい日だ。その華について純子さんが書いてきたので紹介しよう。
今日、華が初めておまるに座っておしっこをしました。

今まで1ヶ月くらい私がトイレに入ると一緒についてきて、私は便器に座って、

華はおまるに座って、「おしっこ、しーしー、しーしー」と歌いながら座っている

だけで、出てもいないのに「出た!」というので、「あ〜、はいはい、出たね〜」

と返事しながら、こんな感じでトイレトレーニングできているんだろうか?と思っ

ていましたが、やっとおしっこが出ました。しかも今日は2回も成功しました。

これから完璧におむつがはずれるまでが長いんでしょうけど、私の中では、

はじめてハイハイした、はじめて歩いた、の次にくる画期的な出来事でした。

子供って本当にたいして教えなくても何でもひとりでできるようになるんですね。

中国の子供は3〜4ヶ月からおむつをはずし始めて、1歳にはほとんどとれ

ているので、お友達と同じように早くはずれてほしいです。

華はお友達がおしっこ用のつぼにおしっこをしているのは見てたでしょうけど、

保育園でトイレトレーニングはまだしてもらってなかったようなので、はじめて

おまるでおしっこが出て、本人もうれしそうでした。

ただ、おもらしをしてしまったお友達が、先生にひどく怒られているのを見たこ

とがあり、日本と考え方ややり方が違うんでしょうけど、できるだけ優しくしてもら

えないかなぁと願ってます。それでなくても、昼寝をしないせいで先生を困らせて

るみたいですし。こんなになかなか寝ない子はいないそうです。昼寝の習慣をき

ちんとつけさせなかった親が悪いと言われてます。ここ1ヶ月ほど風邪で保育園

を休みがちだったので、園長先生に「上海の子供はよく寝るからそんなに病気

にならない。この子は体が弱すぎるんじゃないか?」と言われました。

しかし今のところ、本人は毎朝はりきって自分で帽子をかぶり、靴を履き(最近

自分で履けるようになりました)、リュックは手伝ってもらって、昇さんと一緒に登

園していきます。

中国語はずいぶん上手になりました。今月は風邪で家にいることが多かったの

ですが、お手伝いさんとのやりとりを見てると、私としゃべる時は日本語で、お手

伝いさんとは中国語で、とはっきり使い分けてますし、日本語で「ママ、きた」としゃ

べるところを、お手伝いさんに「ママ、ホエライラ(回来了)」としゃべっているのを聞

いて、驚きました。要らない時は「プーヤオ」、これにするの?と聞かれた時は

「シーダ」とちゃんと会話が成り立っています。今まで保育園の先生にずいぶんお

しゃべりが上手になりましたよ、とは教えてもらっていましたが、こんなにしゃべれ

るようになったとは知りませんでした。近い将来、「お母さん、これくらいもしゃべ

れないの」と言われそうで恐いです。

それでは。はじめておしっこが成功したので、ながながと書いてしまいました。




No.13  8月6日